『FEMME フェム』3月28日公開
ネイサン・スチュワート=ジャレットとジョージ・マッケイ W 主演で贈る、心揺さぶるラブ・サスペンス『FEMME フェム』として、3月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開。このたび本編映像が公開されました。
公開された本編映像は、主従関係が逆転した瞬間を捉えたもの。
ヘイトクライムによって心身ともに叩きのめされたジュールズが復讐を誓い、プレストンに近づき周囲には隠しながらも、プレストンに絶対服従する形で恋人のような仲にまで発展。映像では、プレストンの前で挑発するように女性と色気たっぷりに踊り、気が気がじゃないプレストンが映し出されます。
自分に従順なはずのジュールズのまさかの行動に戸惑い「その演技は?」と問い詰めると、「気に入った?興奮する?そういうタイプなんだろ。」と答え、「悪い男に服従したい?」とこれまでの2人の関係性のひっくり返すようなジュールズのセリフに、プレストンは「かもな」と頷きます。
顔を近づけ「俺に従うか?」と凄むジュールズに「ああ」と返事をするプレストン。主従関係が逆転する瞬間であると同時に、札付きのワルとして生きてきたプレストンの本質が徐々に見え始めるシーンとなっています。
プレストンの暴力に始まり、深く傷ついたジュールズ。そこから二人が誰にも言えないような関係性を構築していくまでを知れば、このシーンから凄まじいまでの衝撃を受けること請け合いです。
ヘイトクライムの標的にされたドラァグクイーンの末路
ナイトクラブのステージで観客を魅了するドラァグクイーン、ジュールズは、ある夜ステージを終え、タトゥーだらけの男プレストンと出会います。
しかしその出会いは突然、憎悪に満ちた暴力へと変わり、ジュールズの心と体には深い傷が刻まれます。
舞台を降り、孤独な日々を送りながら、彼は痛みと向き合い続けていた数ヶ月後、偶然立ち寄ったゲイサウナでジュールズはプレストンと再会。ドラァグ姿ではない彼を、プレストンは気づかぬまま誘います。
かつて憎悪に駆られジュールズを襲った男が、実は自身のセクシュアリティを隠していたことを知ったジュールズは、その矛盾を暴き、復讐を果たすため、密会の様子を記録しようと計画します。
ところが、密会を重ねるたび、プレストンの暴力的な仮面の奥にある脆さと葛藤が浮かび上がります。プレストンの本質に触れるたび、ジュールズの心にもまた説明のつかない感情が芽生え始めます。待ち受けるのは復讐か、それとも……。
『FEMME フェム』は、3月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開。
[作品情報]
『FEMME フェム』
原題:FEMME
監督・脚本:サム・H・フリーマン、ン・チュンピン 製作:ヘイリー・ウィリアムズ&ディミトリス・ビルビリス 撮影:ジェームズ・ローズ 編集:セリーナ・マッカーサー
出演:ネイサン・スチュワート=ジャレット、ジョージ・マッケイ、アーロン・ヘファーナン、ジョン・マクリー、アシャ・リード
2023 年/イギリス/英語/98 分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:平井かおり/映倫 R18+/配給:クロックワークス
© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022 https://klockworx.com/movies/femme/
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