『サブスタンス』5⽉16日公開
主演のデミ・ムーアが第82回ゴールデングローブ賞を受賞、第97回アカデミー賞では5部門ノミネート、第31回SAG賞でも主演女優賞の話題作『サブスタンス』が、5⽉16日に公開。このたび、コラリー・ファルジャ監督が秘話を明かすインタビュー映像が公開されました。
公開されたインタビュー映像は、40歳を過ぎ『REVENGE』で監督としてデビューするも、「(若さを失った)私にはもう価値がない」「映画界でもう居場所が無い」と“強⼒な負のオーラ“を感じたと振り返るファルジャ監督が、本作を撮るに⾄った理由や、本作通して描きたかった“その先“、デミ・ムーア演じるエリザベスのモデルとなった俳優についてなども明かしたもの。⾃⾝の過去に抱いた痛みや違和感を重ね合わせながら、本作を制作した理由について丁寧に⾔葉を紡ぎます。
「なぜこれほどまで年を取ることに不安を抱くのか」「そこから⾃分を解放させたかったですし、より広い視野で考えたいと思った」「“この
原因は何なのか” “なぜこのような社会的規範が作る⼼の檻からの脱出がこれほど難しいのか”とね」
続いて、エリザベスは実際にアカデミー賞主演⼥優賞を2度受賞した後に別の⽣き⽅としてエアロビ番組で⼈気を博した俳優「ジェーン・フォンダがモデル」であることを明かします。
年齢を理由に映画界から追いやられたエリザベスが、次の⽣き⽅を⾒つけにもかかわらず、なぜ再び居場所を追いやられ、危険な“サブスタンス(再⽣医療)“に⼿を出す必要があったのかについてなど、コラリー監督なりの説明を加えながら質問に答えていく様⼦を捉えています。
そして、最後は、今また本作でキャリアの絶頂︕“美&若さ”への執着を圧倒的怪演で⾒せつけ、45 年以上のキャリアを塗り替える代表作へーエリザベスを演じるデミ・ムーアと、弾けるような若さと美貌でデミに対峙する、時代のイット・ガール、マーガレット・クアリーの競演について次のようにコメントしています。
「デミとマーガレットの間には⾃然な絆とお互いを引き寄せるエネルギーがありました」
「すると予想外のことが起きたんです。これはまさに映画の魔法ね」
美と若さに執着し再生医療に走る大女優の末路
50歳の誕⽣⽇を迎えた元⼈気⼥優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少、ある再⽣医療“サブスタンス”に⼿を出します。治療薬を注射するやいなや、エリザベスの上位互換体“スー(マーガレット・クアリー)がエリザベスの背を破って現れます。
若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。しかし、⼀つの⼼をシェアするふたりには「⼀週間ごとに⼊れ替わらなければならない」という絶対的なルールが。にもかかわらずスーが次第にルールを破りはじめ……。
『サブスタンス』は、5⽉16日公開。
[作品情報]
『サブスタンス』
監督・脚本︓コラリー・ファルジャ『REVENGE リベンジ』
出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド
アメリカ/142 分/R-15+
配給:ギャガ
(c)The Match Factory
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