メトロポリタン・オペラ2024−25シーズン
メトロポリタン・オペラ(MET)最新ステージのライブビューイングは2024-25シーズンが始まっていますが、第5作目『フィデリオ』が4月25日より1週間限定で全国公開。このたび、予告映像と場面写真が公開されました。
公開された予告映像は、ベートーヴェンの崇高な音楽に合わせて、登場人物たちの様々な感情が見える場面が盛沢山。20世紀半ばを舞台とした本作の演出の様子や個性溢れるキャラクターを写した場面写真12枚も公開されています。
演出は、ドイツ舞台芸術協会の会長、ザルツブルク音楽祭の芸術監督などを務めた演劇界の大御所ユルゲン・フリムによる、20年以上上演される人気プロダクション。
夫を救うため男装し奮闘する主人公レオノーレを、今シーズン《トスカ》での演唱で話題を呼んだ、スター・ソプラノのリーゼ・ダーヴィドセ
ン。牢番ロッコを、圧倒的な存在感と深く美しい歌声で世界を魅了するルネ・パーペ(バス)。ロッコの娘でフィデリオに想いを寄せるマルチェリーネを、近年注目を集めるイン・ファン(ソプラノ)と、MET ライブビューイングでも人気のスター歌手たちが登場します。
フランス革命前後に人気を博した「救出オペラ」を基に究極の夫婦愛を描
いたべートーヴェンコン新作にして唯一のオペラ。愛と自由を称える合唱で迎える感動のフィナーレは必見・必聴です。
ロッコの娘でフィデリオに想いを寄せるマルチェリーネの関係は
舞台は18 世紀末(本演出では 20 世紀半ば)、スペインのセヴィリャ近郊にある国事犯の監獄。
牢番ロッコの娘マルツェリーネは、父の助手フィデリオに恋しています。だが「フィデリオ」の正体は、獄中にある夫のフロレスタンを助け出すため男装している彼の妻レオノーレでした。フロレスタンは監獄の所長ドン・ピツァロの悪事を暴こうとして、逆に投獄されてしまったのです。
司法大臣ドン・フェルナンドの視察があると知ったピツァロは、フロレスタンを殺そうと監獄へ。しかしその前に立ち塞がったのは、「フィデリオ」ことレオノーレでした……。
ベートーヴェン《フィデリオ》新演出は、4月 25日より1週間限定上映。
[開催概要]
第5作:ベートーヴェン《フィデリオ》新演出
上映期間:4月 25日(金)~5月1日(木) ※東劇のみ 5/8(木)まで 2 週上映
上映館:東劇・新宿ピカデリーほか全国 21 館
【指揮】スザンナ・マルッキ
【演出】ユルゲン・フリム
【出演】リーゼ・ダーヴィドセン、イン・ファン、デイヴィッド・バット・フィリップ、マグヌス・ディートリヒ、トマシュ・コニエチュニ、ルネ・パーペ、スティーヴン・ミリング ほか
【MET 上演日】2025 年 3 月 15 日
【上映予定時間】2 時間 45 分(休憩 1 回)
■公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/met/program/6004/
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