『若尾文子映画祭 Side.A & Side.B』6月6日から7月3日開催
『若尾文子映画祭 Side.A & Side.B』が、6月6日から7月3日まで、角川シネマ有楽町にて一挙上映決定。6月21日から大阪シネ・ヌーヴォ、以降全国順次上映開催されます。このたび、光射すA面と暗闇で輝くB面それぞれを象徴する2種類のポスターが公開されました。

いずれも本映画祭で目玉となる作品で、4K版で初披露されます。どちらも若尾文子の魅力を最大限に感じられる 2 パターンで、まるで天使と悪魔のよう。同じ女優が演じているとは思えない、どちらも捨てがたいデザインとなっています。

「Side. A」は逆境に負けない少女役を演じた『青空娘』(監督:増村保造)のヒロイン・夕子。青空に向かって明るく健気に逞しく、幸せな未来を見据える様子をビジュアルに落とし込んでいます。

対して「Side. B」は夫殺しの殺人容疑者となり法廷に立つ妻役を演じた『妻は告白する』(監督:増村保造)のヒロイン・彩子。未亡人となった彼女が決して表には出すことのない複雑な感情を抑える様子をとらえた写真をビジュアルに落とし込んだものです。
若尾文子映画祭【Side.A上映作品】
1
『青空娘 4K版』 初披露
(1957年/カラー/89分/スタンダード)
監督:増村保造 原作:源氏鶏太 脚本:白坂依志夫 撮影:高橋通夫 美術:柴田篤二 音楽:小杉太一郎
出演:若尾文子、川崎敬三、菅原謙二、品川隆二
逆境に負けない少女の姿を爽やかに描く、女優・若尾文子の原点!
【見どころ】
困難に耐え、明るく強く生きる少女の姿を古典的な情緒を一切排除し描く。登場人物の早口での怒涛の応酬も見どころ。計算し尽くされた演出が随所に冴えわたる増村×若尾ゴールデンコンビの原点、必見の傑作!
【物語】
高校卒業後、離れて暮らしていた父親を頼りに上京した夕子(若尾)は、継母からの仕打ちに合いながらも、恩師(菅原)の「いつも心に青空を持ち明るく生きる」の言葉を胸に、行方不明の母親を探すことに。
©KADOKAWA1957
<目玉作品>
2
『最高殊勲夫人 4K版』 初披露
(1959年/カラー/96分/スコープ)
監督:増村保造 原作:源氏鶏太 脚本:白坂依志夫 撮影:村井博 美術:下河原友雄 音楽:塚原晢夫
出演:若尾文子、川口浩、船越英二、近藤美恵子、金田一敦子
増村×若尾×白坂の黄金トリオで描くラブコメディの決定版
【見どころ】
最高に明るくキュートな若尾文子、その若尾と最高のコンビぶりを発揮する川口の魅力が炸裂する“最高”な必見の一作。『青空娘』『永すぎた春』などの名脚本家・白坂依志夫による、高速テンポの洒落たセリフも注目!
【物語】
杏子(若尾)は野々宮家の三女。三原商事の社長・一郎(船越)と結婚している長女(丹阿弥)、専務・次郎(北原)と結婚している次女(近藤)らは、妹の杏子と三原家の三男・三郎(川口)を結婚させようと画策する。
©KADOKAWA1959
3
『浮草 4K版』
(1959年/カラー/120分/スタンダード)
監督・脚本:小津安二郎 脚本:野田高梧 撮影:宮川一夫 美術:下河原友雄 音楽:斉藤高順
出演:中村鴈治郎、京マチ子、若尾文子、川口浩、杉村春子、野添ひとみ、笠智衆
人間の美しさを溢れる詩情で謳いあげ、人生の真実を描く感動巨篇
【見どころ】
志摩半島を舞台に、旅回り一座の座長をはじめ様々な人間が織りなす心の交流を、格調高く描いた感動作。巨匠・小津安二郎唯一の大映作品。感情の昂ぶる激しいシーンなど、小津作品の中では異色作として人気の高い傑作。
【物語】
巡業で小さな漁村を訪れた旅一座の座長・駒十郎(中村)。彼にはこの土地で愛人に産ませた息子・清(川口)がいる。駒十郎の恋人で団員のすみ子(京)はそれを知り、その腹いせに妹分の加代(若尾)に清を誘惑させるが…。
©KADOKAWA1959
4
『お嬢さん』
(1961年/カラー/79分/スコープ)
監督:弓削太郎 原作:三島由紀夫 脚本:長谷川公之 撮影:小林節雄 美術:山口熙 音楽:池野成
出演:若尾文子、川口浩、野添ひとみ、田宮二郎
苦労知らず“お嬢さん”の大人の女性への変貌を描くラブコメディ
【見どころ】
三島由紀夫の人気同名小説を映画化。女子大生の成長する姿を描いた青春ラブコメディ。若尾文子自らが手がけて当時人気沸騰となった “お嬢さん”コーデや、名作曲家の池野成による映画を彩る軽快な音楽も見どころ。
【物語】
会社部長の父親と良妻賢母の母親や親友・チエ子(野添)を持つお嬢様のかすみ(若尾)。父の会社で働く部下の沢井(川口)や牧(田宮)が頻繁にかすみの家を訪れている。次第にかすみと沢井は互いに惹かれ合い…。
©KADOKAWA1961
5
『女の勲章』
(1961年/カラー/110分/スコープ)
監督:吉村公三郎 原作:山崎豊子 脚本:新藤兼人 撮影:小原譲治 美術:間野重雄 音楽:池野成
出演:京マチ子、若尾文子、叶順子、中村玉緒、田宮二郎
華やかなファッション業界の裏で繰り広げられるドロ沼バトル
【見どころ】
『白い巨塔』『沈まぬ太陽』などで知られる山崎豊子の小説を女性映画の巨匠・吉村公三郎が映画化。超豪華女優陣の華麗なファッションにも注目。女と男の愛欲と物欲、野望が渦巻くさまを描いた傑作。
【物語】
船場のお嬢様・式子(京)は、やり手の青年・銀四郎(田宮)と服飾学院を開き事業を拡大、ファッション業界で注目の存在となるが、彼女の三人の弟子(若尾、叶、中村)たちもそれぞれに野心を秘めていた。
©KADOKAWA1961
6
『女は二度生まれる 4K版』
(1961年/カラー/99分/スコープ)
監督・脚本:川島雄三 原作:富田常雄 脚本:井手俊郎 撮影:村井博 美術:井上章 音楽:池野成
出演:若尾文子、フランキー堺、藤巻潤、山村聰、菅原通済(特別出演)、山茶花究、江波杏子
本能のまま行動する女性が初めて知った、“本当の幸せ”とは
【見どころ】
「女は二度生まれる。はじめは女として、二度目は人間として」――奔放に生きる女性が見つけた自分らしい生き方とは?大映初となる名匠・川島雄三が軽妙なタッチで描く傑作。明るい魅力溢れる若尾の演技も必見!
【物語】
無知で無欲、唄も踊りも出来ない芸者・小えん(若尾)は明るさと色気を武器に学生の純一郎(藤巻)や板前・野崎(フランキー)、建築家の筒井(山村)らと付き合い、自由奔放な生活を送っていて…。
©KADOKAWA1961
7
『からっ風野郎』
(1960年/カラー/96分/スコープ)
監督:増村保造 脚本:菊島隆三、安藤日出男 撮影:村井博 美術:渡辺竹三郎 音楽:塚原晢夫 主題歌:「からっ風野郎」(三島由紀夫)
出演:三島由紀夫、若尾文子、船越英二、川崎敬三
三島由紀夫初主演!クールなヤクザを描いた異色の恋愛ドラマ
【見どころ】
青春映画の傑作としての評価も高い一方、エスカレーターを巧みに使用したアクションシーンなども見どころ。東大の同期である増村が、当時既に世界的に高名な作家の三島に対して役者として徹底的にしごいたとの話も。
【物語】
出所したばかりの二代目親分・武夫(三島)は映画館で働く芳江(若尾)と出会う。彼女の一途さに惹かれた彼は、次第にヤクザ稼業の虚しさを憶えるようになるが、そんな彼の間近に殺し屋の銃弾が迫っていた。
©KADOKAWA1960
8
『衹園囃子』
(1953年/モノクロ/85分/スタンダード)
監督:溝口健二 原作:川口松太郎 脚本:依田義賢 撮影:宮川一夫 美術:小池一美 音楽:齋藤一郎
出演:木暮実千代、若尾文子、河津清三郎、進藤英太郎、菅井一郎、浪花千栄子
祇園に生きる芸者の喜怒哀楽を描く、巨匠・溝口珠玉の人間ドラマ
【見どころ】
『スター・ウォーズ』ヨーダのモデルだとの話もあった、『雨月物語』『近松物語』など溝口作品を多く手がけた依田義賢が脚本。ベテラン・木暮とデビュー二年目の若尾が自身と役柄がオーバーラップし、映画に深みを与えた。
【物語】
衹園の人気芸妓・美代春(木暮)はある日やって来たみすぼらしい姿の少女・栄子(若尾)の健気な言動に心を動かされ、舞妓として育てることに。やがて栄子はその美貌と天然の性格で一躍人気者となるが…。
©KADOKAWA1953
9
『死の街を脱れて』
(1952年/モノクロ/94分/スタンダード)
監督:小石榮一 原作:五島田鶴子 脚本:館岡謙之助 撮影:姫田眞佐久 美術:仲美喜雄 音楽:伊福部昭
出演:水戸光子、若杉紀英子、荒川さつき、若尾文子、菅原謙二、根上淳
戦場に取り残された女性の決死の逃避行を描いた、若尾デビュー作
【見どころ】
原節子らと同じ戦前からのスター女優・水戸光子主演、若尾文子の記念すべき公式デビュー作。若尾は脇役ながらもフレッシュな演技で堂々たる存在感を示し、鮮烈なデビューを飾った。助監督には増村保造の名も。
【物語】
1945年、敗戦後中国大陸に取り残された婦女子たち。潔く自決しようという意見が出る中、朝子(水戸)は最後まで生き抜こうと呼びかけるが、そんな朝子や節子(若尾)ら女性と子供だけの逃避行には次々と困難が襲う。
©KADOKAWA1952
10
『その夜は忘れない』
(1962年/モノクロ/96分/スコープ)
監督:吉村公三郎 構成:水木洋子 脚本:白井更生、若尾徳平 撮影:小原譲治 美術:間野重雄 音楽:團伊玖磨
出演:田宮二郎、若尾文子、川崎敬三、江波杏子、三木裕子、角梨枝子
あなたと過ごしたあの夜があれば―感動の純愛ドラマ
【見どころ】
広島を舞台に吉村公三郎がメガホンをとった原爆の悲劇を描いたドラマ。田宮と若尾二人が美しい刹那の純愛を情感たっぷりに熱演。『永すぎた春』などに出演した多津子役の角梨枝子は広島出身の被爆者でもある。
【物語】
広島の被爆から十七年目の夏、週刊誌記者の加宮(田宮)は今も残る原爆被害について取材するため広島を訪れ、謎めいたバーのマダム・秋子(若尾)と出会う。加宮と秋子の二人は互いに惹かれ合うのだったが…。
©KADOKAWA1962
11
『永すぎた春』
(1957年/カラー/95分/スタンダード)
監督:田中重雄 原作:三島由紀夫 脚本:白坂依志夫 撮影:渡辺公夫 美術:柴田篤二 音楽:古関裕而
出演:若尾文子、川口浩、北原義郎、川崎敬三、船越英二
若い二人のほろ苦くて甘酸っぱい、結婚前の“交渉”大作戦!?
【見どころ】
三島由紀夫の人気同名小説を映画化。名コンビ若尾×川口が悶々とした恋の悩みを爽やかに演じる。“永すぎた春”は婚約期間の長い恋人間に起きる問題を指し、当時の流行語に。美輪明宏(当時:丸山明宏)もゲスト出演。
【物語】
晴れて婚約した古本屋の娘・百子(若尾)と父親が会社重役である大学生の郁雄(川口)。両家公認の仲となった二人は郁雄の卒業までの間、平和な婚約期間を楽しむはずだったが…。
©KADOKAWA1957
12
『新妻の寝ごと』
(1956年/モノクロ /43分/スタンダード)
監督・脚本:木村恵吾 撮影:高橋通夫 美術:下河原友雄 音楽:松井八郎
出演:若尾文子、根上淳、藤原釜足、市川春代、岸田今日子
『花嫁のため息』の続編!悩み多き新妻の秘密の寝ごと!?
【見どころ】
京マチ子『千姫』や市川雷蔵『初春狸御殿』の木村恵吾が監督・脚本をつとめた『花嫁のため息』に続いて若尾×根上コンビで描く傑作コメディ。※『花嫁のため息』と同時上映
【物語】
新婚の敬太(根上)と芳子(若尾)は、家出をして二人の家にやって来た芳子の友人・ふみ子(岸田)を連れ熱海に旅行へ行く道中、若い芸者と旅する芳子の父(藤原)と遭遇。さらにそこに芳子の母も現れる。
©KADOKAWA1956
13
『日本橋』
(1956年/カラー/111分/スタンダード)
監督:市川崑 原作:泉鏡花 脚本:和田夏十 撮影:渡辺公夫 美術:柴田篤二 音楽:宅孝二
出演:淡島千景、若尾文子、山本富士子、品川隆二、川口浩
二人の女のプライドをかけた激しく哀しい情念を描いた人間ドラマ
【見どころ】
当代随一の美人女優・淡島千景、山本富士子が主演、巨匠・市川崑初のカラー作品。泉鏡花の世界を描くべく、俳優以外の全てをグレーの泥絵の具で塗るなど細部にまで拘った画面作りも見どころ。助監督に増村保造。
【物語】
舞妓・お千世(若尾)らを抱える日本橋・稲葉家女将のお孝(淡島)と、滝の家・清葉(山本)はライバル関係にあった。ある日行方知れずの姉を探す医学生・葛木(品川)は、姉に瓜二つの清葉に思いを打ち明ける。
©KADOKAWA1956
14
『花嫁のため息』
(1956年/モノクロ /53分/スタンダード)
監督・脚本:木村恵吾 撮影:高橋通夫 美術:下河原友雄 音楽:松井八郎
出演:若尾文子、根上淳、船越英二、藤原釜足
堅物夫婦の悩ましい新婚生活に次々と起こる珍事件を描く娯楽作!
【見どころ】
木村恵吾が監督・脚本、若尾と根上が新婚夫婦を演じるコメディ。船越英二をはじめ、山本富士子『夜の河』や「水戸黄門」初代黄門役で有名な東野英治郎ら名優が脇を固めたドタバタ劇。※『新妻の寝ごと』と同時上映
【物語】
結婚式が終わり、ようやく二人っきりになった新婚の敬太(根上)と芳子(若尾)だったが、悪友(船越)が家に泊めて欲しいとやって来る。さらに翌日は敬太の恩人(東野)も東京見物にと、二人を訪ねて…。
©KADOKAWA1956
15
『閉店時間』
(1962年/カラー/100分/スコープ)
監督:井上梅次 原作:有吉佐和子 脚本:白坂依志夫 撮影:中川芳久 美術:間野重雄 音楽:中村八大 主題歌:「恋をさがしている私」(ペギー葉山)
出演:若尾文子、川口浩、川崎敬三、野添ひとみ、江波杏子
「女のくせに」は大嫌い!恋と仕事に悩む女性を描いた文芸作
【見どころ】
有吉佐和子の小説を映画化。百貨店で働く男女の恋愛や結婚、仕事など現代に通じる悩みをおしゃれに描いた青春物語。アベック、ツイスト、じゃあねバァイ…当時の“イカした”言葉、流行やファッションなど注目満載!
【物語】
百貨店の呉服売場で働く紀美子(若尾)、食品売場担当の節子(野添)、エレベーター係・サユリ(江波)は仲良し三人組。男女平等を信じる勝気な紀美子は、女性蔑視の男性新入社員(川口)と対立し合う。
©KADOKAWA1962
16
『螢の光』
(1955年/カラー/76分/スタンダード)
監督:森一生 原作:川口松太郎 脚本:笠原良三 撮影:長井信一 美術:高橋康一 音楽:伊福部昭
出演:菅原謙二、市川和子、若尾文子、船越英二、矢島ひろ子、潮万太郎
若尾文子の初々しくも爽やかな魅力溢れる青春メロドラマ
【見どころ】
まだあどけなさが残る、デビュー三年目の若尾文子が健気な主人公を好演。数多くの大映作品で名脇役として活躍した潮万太郎(本作では職人役)のおとぼけ演技もお見逃しなく。若尾がレオタード姿で踊るレアな場面も!
【物語】
高校卒業前に父母が亡くなり、妹・京子(市川)の学費のため高校を退学し、家業の縫箔師として生きる決意をした玲子(若尾)。デザイナーの宮本(菅原)にその実力を見出された矢先、交通事故に遭ってしまう。
6/10(火)13:10 6/11(水)15:05 6/15(日)17:15 6/17(火)13:35
©KADOKAWA1955
17
『雪之丞変化 4K版』
(1963年/カラー/114分/スコープ)
監督:市川崑 原作:三上於莵吉 脚色:伊藤大輔、衣笠貞之助 シナリオ:和田夏十 撮影:小林節雄 美術:西岡善信 音楽:芥川也寸志、八木正生
出演:長谷川一夫、山本富士子、若尾文子、船越英二、林成年
モダンで斬新、オールスター総出演の絢爛豪華な傑作時代劇
【見どころ】
没後に俳優初の国民栄誉賞を受賞した大スター・長谷川一夫の三百本記念作。豪華な美術と計算し尽された様式美で描く恋と復讐の物語。ジャズを使用した音楽など随所にエッジの効いた必見の傑作。雷蔵&勝新カメオ出演!
【物語】
上方歌舞伎女形・雪之丞(長谷川)は冤罪で父を陥れた土部三斎(中村)やその娘・波路(若尾)らを舞台から見つけ復讐を誓う。波路は瞬く間に雪之丞の虜となる一方、女賊・お初(山本)もそんな雪之丞の秘密を知る。
©KADOKAWA1963
18
『長崎の歌は忘れじ』
(1952年/モノクロ/131分/スタンダード)
監督・原作:田坂具隆 脚本:沢村勉 撮影:伊佐山三郎 美術:柴田篤二 音楽:早坂文雄
出演:京マチ子、アーリントン・ロールマン、久我美子、根上淳/若尾文子
若尾文子が初めてセリフのある役で出演、公式デビュー前のレア作
【見どころ】
広島で被爆した巨匠・田坂具隆が自身の原作を映画化、京マチ子主演の反戦ドラマ。溝口健二や黒澤明作品の音楽を多数手がけた名作曲家・早坂文雄の音楽も注目。公式デビュー前の若尾は松葉杖の少女役で数秒の出演!
【物語】
ハワイの収容所で日本人捕虜から未完の楽譜を渡されたヘンリー・グレイ。終戦後に長崎を訪れた彼は、被爆により目が不自由になっても夫の帰還を信じて明るく生きる綾子(京)と出会うが、彼女はヘンリーに心を閉ざす。
©KADOKAWA1952
若尾文子映画祭【Side.B上映作品】
1
『妻は告白する 4K版』 初披露
(1961年/モノクロ/92分/スコープ)
監督:増村保造 原作:円山雅也 脚本:井手雅人 撮影:小林節雄 美術:渡辺竹三郎 音楽:真鍋理一郎
出演:若尾文子、川口浩、小沢栄太郎、根上淳、高松英郎
私が愛するのはあなたひとり…女性の心理を鋭く抉る、衝撃の傑作!
【見どころ】
「これからの女優人生をかけて本作の妻役に挑み、自分の代表作だと自信を持って言える一本になった」と若尾文子も語る、増村×若尾タッグ第九作にして最高傑作。「人を愛する」とはどういうことかを真正面から問う。
【物語】
北穂高・岩壁での遭難時にザイルを切り夫(小沢)を落下させ、死亡させた妻(若尾)。若い男(川口)と共に一命を取り留めたが、その夫には多額の保険金が掛けられていた…。そして殺人容疑者となった妻は法廷に立つ。
©KADOKAWA1961
2
『清作の妻 4K版』
(1965年/モノクロ/94分/スコープ)
監督:増村保造 原作:吉田絃二郎 脚本:新藤兼人 撮影:秋野友宏 美術:下河原友雄 音楽:山内正
出演:若尾文子、田村高廣、早川雄三、成田三樹夫、潮万太郎
あなたなしでは生きられない…戦争に立ち向かう孤高の妻
【見どころ】
愛する夫のために闘う壮絶な女の姿を描く異色の人間ドラマにして、強烈な反戦映画。若尾は主人公が乗り移ったかのような名演技を披露、主演女優賞を受賞するなど代表作の一本に。清作役・田村高廣の熱演も必見!
【物語】
家族を支えるため呉服屋の隠居老人(殿山)の愛人をしていたお兼(若尾)は老人の死後、大金を手にして田舎に帰るが、村民からいじめを受ける。その後、清作と出会い結婚するが幸せもつかの間、清作が出征することに…。
©KADOKAWA1965
3
『赤い天使 4K版』
(1966年/モノクロ/95分/スコープ)
監督:増村保造 原作:有馬頼義 脚本:笠原良三 撮影:小林節雄 美術:下河原友雄 音楽:池野成
出演:若尾文子、芦田伸介、川津祐介、千波丈太郎、赤木蘭子
女は白衣の天使か?娼婦か?生死渦巻く地の果てにある真実の愛
【見どころ】
野戦病院を舞台に、傷ついた兵士らに深い愛を注ぐという難役を、若尾が体当たりで演じた異色の戦争映画。ハードな描写も厭わない徹底した演出が戦争の暗部を抉り出す、増村×若尾コンビの中でも屈指の問題作。
【物語】
1939年、西さくら(若尾)は中国・天津の陸軍病院に従軍看護婦として赴任し、やがて前線へと送られる。まさに地獄のような戦場で懸命に任務を果たそうとする軍医の岡部(芦田)に、さくらは心を惹かれていく。
©KADOKAWA1966
4
『赤線地帯 4K版』
(1956年/モノクロ/85分/スタンダード)
監督:溝口健二 脚本:成澤昌茂(篇中一部分、芝木好子「洲崎の女」より) 撮影:宮川一夫 美術:水谷浩 音楽:黛敏郎
出演:京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子、菅原謙二
自身を“売る”女たちを描く、豪華女優陣の共演による傑作群像劇
【見どころ】
世界的巨匠・溝口健二の遺作にして、真骨頂ともいうべき女性映画の名作。売春地域(赤線)に生きる女性をリアルに描く。独特なテーマ音楽や並み居る名女優らを相手に、難役を演じきった若尾の“悪役”演技にも注目。
【物語】
東京吉原のサロン・夢の里―兵士の元愛人ミッキー(京)、幼子や病弱の夫を抱えるハナエ(木暮)、父親の保釈金が必要なやすみ(若尾)らは様々な事情で働いている。そんな折、国会では売春防止法案の審議が始まる。
©KADOKAWA1956
5
『刺青 4K版』
(1966年/カラー/86分/スコープ)
監督:増村保造 原作:谷崎潤一郎 脚本:新藤兼人 撮影:宮川一夫 美術:西岡善信 音楽:鏑木創
出演:若尾文子、長谷川明男、山本学、佐藤慶
次々と魂を吸われる男たち―若尾の悪の魅力が炸裂する必見の傑作
【見どころ】
谷崎潤一郎の代表作『刺青』『お艶殺し』を映画化。大映の名キャメラマン・宮川一夫の華麗なカメラワークが、美しく激しい情念の世界を映し出す。次第に悪女へと変貌する難役を演じた若尾の美しさやセリフ回しも見どころ。
【物語】
質屋の娘・お艶(若尾)は使用人の新助(長谷川)と駆け落ちするも、騙されて売り飛ばされた挙句、背中に刺青を入れられてしまう。一方、離れ離れになってもお艶を忘れられない新助は、彼女に関わる男を次々と殺していく。
©KADOKAWA1966
6
『越前竹人形』
(1963年/モノクロ/102分/スコープ)
監督:吉村公三郎 原作:水上勉 脚本:笠原良三 撮影:宮川一夫 美術:西岡善信 音楽:池野成
出演:若尾文子、山下洵一郎、中村玉緒、中村鴈治郎、西村晃
愛を成就できない夫婦の悲劇を情感豊かに描く官能的な恋愛ドラマ
【見どころ】
『飢餓海峡』などで有名な水上勉の小説を映画化。若尾が肉体と女心に揺れる微妙な心理を繊細な演技で表現。越前の風土を見事に描き出した西岡善信の美術や宮川一夫の撮影による美しい風景は秀逸。
【物語】
竹細工職人の喜助(山下)は亡き父が客として通った遊女の玉枝(若尾)と結婚。想い合う二人だったが、夫婦の交わりがない生活に不満を覚える玉枝は昔の馴染みだった男(西村)に抱かれた末、妊娠してしまい…。
©KADOKAWA1963
7
『「女の小箱」より 夫が見た』
(1964年/カラー/92分/スコープ)
監督:増村保造 原作:黒岩重吾 脚本:高岩肇、野上竜雄 撮影:秋野友宏 美術:渡辺竹三郎 音楽:山内正
出演:若尾文子、田宮二郎、川崎敬三、小沢栄太郎、江波杏子、岸田今日子
愛とはすべてを棄てること―若尾の妖艶な魅力が炸裂する衝撃作
【見どころ】
欲望に身を任せる男女の愛憎と策略、裏切りを描く超絶濃厚ドラマ。田宮二郎や岸田今日子らクセの強い俳優陣の怪演や『赤線地帯』(より江役)でも爪痕を残した名脇役女優・町田博子(本作では女医役)の演技にも注目!
【物語】
夫の愛に飢えた妻・那美子(若尾)はバー経営者の石塚(田宮)と出会い強く惹かれる。しかしその裏で石塚はバーのマダム(岸田)を利用し、那美子の夫(川崎)が勤める会社の株を買い占めて乗っ取りを企んでいた。
©KADOKAWA1964
8
『雁の寺 4K版』
(1962年/パートカラー/98分/スコープ)
監督・脚本:川島雄三 原作:水上勉 脚本:舟橋和郎 撮影:村井博 美術:西岡善信 音楽:池野成
出演:若尾文子、三島雅夫、木村功、高見国一、中村鴈治郎
匂い立つような妖しく美しい若尾の魅力が炸裂する異色の文芸作
【見どころ】
禅寺を舞台に繰り広げられる禁断の愛欲と、少年の復讐を描いた衝撃の問題作。ベテラン俳優陣と実力派スタッフが集結した、傑作『女は二度生まれる』に続く名匠・川島×若尾タッグ二作目。撮影の村井博は若尾実姉の夫。
【物語】
洛北衣笠山の麓にある通称・雁の寺。住職の慈海(三島)は襖絵師の愛人だった里子(若尾)の肉体に溺れていく。里子は見習少年の慈念(高見)に目をかけるが、その少年・慈念は夜ごと二人の情事を覗くようになり…。
©KADOKAWA1962
9
『傷だらけの山河』
(1964年/モノクロ/152分/スコープ)
監督:山本薩夫 原作:石川達三 脚本:新藤兼人 撮影:小林節雄 美術:間野重雄 音楽:池野成
出演:山村聰、若尾文子、船越英二、川崎敬三、東野英治郎、高松英郎
事業欲の鬼の行きつく果ては…壮大な社会派ドラマの傑作
【見どころ】
第一回芥川賞受賞作家の石川達三同名小説を、『白い巨塔』などの社会派映画の巨匠・山本薩夫が映画化。日本映画を代表する名優・山村聰主演による圧巻の大作。若尾は脇に回り山村演じる主人公の愛人役で華を添えた。
【物語】
西北グループ総裁の有馬(山村)は交通事業や不動産など多種の事業を展開しながらも、私生活では妻以外に二人の愛人を囲っていた。さらに今度は夫がある事務員の光子(若尾)にも目をつけ、愛人契約の提案をする。
©KADOKAWA1964
10
『婚期』
(1961年/カラー/98分/スコープ)
監督:吉村公三郎 脚本:水木洋子 撮影:宮川一夫 美術:間野重雄 音楽:池野成
出演:京マチ子、若尾文子、野添ひとみ、船越英二、高峰三枝子、北林谷栄
本音大爆発!結婚に人生の夢を託す女性の心理を描く傑作コメディ
【見どころ】
脚本は巨匠・成瀬巳喜男『浮雲』などを担当、戦後の日本を代表する脚本家・水木洋子。京、若尾、野添、高峰など名優演じる人物が毒舌放題言いまくり。婆や役・北林谷栄の怪演も見逃せない必見の傑作。爆笑による腹痛に要注意!?
【物語】
唐沢家の次女で婚活中の波子(若尾)とドライな三女の鳩子(野添)は、兄・卓夫(船越)の妻で、天然気味な静(京)の言動が気に入らない。不満や愚痴が止まらず、兄嫁・静へいたずらを仕掛けて楽しんでいたのだが…。
©KADOKAWA1961
11
『砂糖菓子が壊れるとき』
(1967年/カラー/96分/スコープ)
監督:今井正 原作:曽野綾子 脚本:橋田壽賀子 撮影:中川芳久 美術:下河原友雄 音楽:渡辺岳夫
出演:若尾文子、藤巻潤、津川雅彦、田村高廣、船越英二、根上淳、志村喬
甘い菓子に群がる蟻の如く…男に翻弄される純情な女の愛の遍歴
【見どころ】
M・モンローをモデルとした曽野綾子の小説を「おしん」の橋田寿賀子が脚本し、『また遭う日まで』などの名匠・今井正が監督した女性映画。売れないモデルからトップ女優になるヒロインを若尾が体当たりで熱演。
【物語】
ヌードモデルの京子(若尾)は社長の工藤(志村)に見出され一躍トップ女優に。しかし工藤が亡くなり後ろ盾を失った京子は心の空白を埋めるべく、野球選手の土岐(藤巻)など次々と男性遍歴を重ねていく。
©KADOKAWA1967
12
『しとやかな獣 4K版』
(1962年/カラー/96分/スコープ)
監督:川島雄三 原作・脚本:新藤兼人 撮影:宗川信夫 美術:柴田篤二 音楽:池野成
出演:若尾文子、船越英二、浜田ゆう子、伊藤雄之助、山岡久乃
金と欲にまみれる悪人たちの攻防を描く衝撃のブラック・コメディ
【見どころ】
名優・乙羽信子の夫で名作を多数監督した新藤兼人脚本によるセリフのほか、変幻自在のカメラ、階段での独白シーンなど全編が驚きと独創性に満ち溢れた名匠・川島雄三による傑作。近年、日本版『パラサイト』との評価も。
【物語】
元海軍中佐で現在は無職の時造(伊藤)は戦時の貧しさを繰り返したくないと、妻(山岡)らと共に家族ぐるみの詐欺をはたらいていた。ある日、息子(川畑)が使い込みをしていた会社の会計係・幸枝(若尾)が現れ…。
©KADOKAWA1962
13
『爛』
(1962年/モノクロ/89分/スコープ)
監督:増村保造 原作:徳田秋声 脚本:新藤兼人 撮影:小林節雄 美術:下河原友雄 音楽:池野成
出演:若尾文子、田宮二郎、水谷良重、船越英二
妻の座を得ようとする女同士の闘いを描く衝撃の恋愛ドラマ
【見どころ】
愛人としての不毛な生活を捨て、人妻の幸せを得ようと悩む主人公を若尾が熱演。姪役・水谷との喧嘩シーン、典型的なダメ男を軽やかに演じた田宮のほか、新藤兼人の脚本によるリアルなセリフなど見どころがいっぱい。
【物語】
元ホステスの増子(若尾)は浅井(田宮)と不倫関係を続けていたが、ようやく結婚した矢先、姪の栄子(水谷)が二人の家に転がり込む。ある日浅井の子供を産むべく入院していた増子は、栄子の様子に違和感を抱く。
©KADOKAWA1962
14
『女系家族』
(1963年/カラー/111分/スコープ)
監督:三隅研次 原作:山崎豊子 脚本:依田義賢 撮影:宮川一夫 美術:内藤昭 音楽:斎藤一郎
出演:京マチ子、若尾文子、田宮二郎、中村鴈治郎、高田美和、鳳八千代、浪花千栄子
男の想像を絶する、女心に渦巻く嫉妬と欲望、残酷さを描く文芸大作
【見どころ】
山崎豊子ベストセラー小説を大映の最高スタッフで作り上げた傑作。名優がズラリと並ぶ中、三女の後見人役で颯爽と登場するNHK朝ドラのモデルにもなった浪花による濃厚演技は必見。さながら“浪花千栄子劇場”!
【物語】
三代続く女系家族が営む大阪船場の繊維問屋で、婿養子だった当主が急死。莫大な遺産の相続をめぐり、残された三人姉妹(京、鳳、高田)と当主の愛人(若尾)らがエゴと執念を剥き出しにした骨肉の争いを繰り広げる。
©KADOKAWA1963
15
『華岡青洲の妻 4K版』
(1967年/モノクロ/99分/スコープ)
監督:増村保造 原作:有吉佐和子 脚本:新藤兼人 撮影:小林節雄 美術:西岡善信 音楽:林光 語り手:杉村春子
出演:市川雷蔵、若尾文子、高峰秀子、伊藤雄之助、渡辺美佐子
嫁姑の美しくも終わりなき壮絶なバトルを描いた衝撃の愛憎ドラマ
【見どころ】
近年『青い壺』が再燃した有吉佐和子ベストセラー小説を映画化。主人公に市川雷蔵、妻・若尾文子、姑役に高峰秀子と名優が鬼気迫る演技で火花を散らす必見の傑作ドラマ。
【物語】
華岡家の姑・於継(高峰)に見初められ、嫁入りした加恵(若尾)。修行から戻った夫の青洲(雷蔵)は麻酔薬の研究に憑かれたように打ち込んでいた。薬の完成のため、彼女二人は先を争うように人体実験に志願する。
©KADOKAWA1967
16
『不信のとき』
(1968年/カラー/120分/スコープ)
監督:今井正 原作:有吉佐和子 脚本:井手俊郎 撮影:小林節雄 美術:渡辺竹三郎 音楽:冨田勲
出演:田宮二郎、若尾文子、岡田茉莉子、加賀まりこ、岸田今日子、三島雅夫
子供の父親は誰か?不信に染まった男女の愛と生態を描く衝撃作
【見どころ】
幾度も映像化されている有吉佐和子同名小説の映画化。人間の恐るべき虚妄と不実を描き、若尾文子と岡田茉莉子の二大女優が熱演。当時トップスターの田宮二郎は本作での序列問題により、一時映画界から追放に。
【物語】
浅井(田宮)は道子(岡田)と結婚して十年、子供はない。ある日ホステスのマチ子(若尾)と出会い、愛人関係になる。やがてマチ子は浅井の子を産むが、ほどなくして妻の妊娠も発覚、浅井は次第に追い詰められていく。
©KADOKAWA1968
17
『卍』
(1964年/カラー/90分/スコープ)
監督:増村保造 原作:谷崎潤一郎 脚本: 新藤兼人 撮影:小林節雄 美術:下河原友雄 音楽:山内正
出演:若尾文子、岸田今日子、船越英二、川津祐介、山茶花究
女たちの甘く危険な関係―谷崎文学の濃厚な耽美の世界を描く傑作
【見どころ】
今年没後六十年となる谷崎潤一郎の代表作を映画化。当時日本映画界ではタブー視されていた同性愛の世界を妖しく瑞々しく描いた増村の代表作。神々しいほどの美しさを魅せる若尾と相手役・岸田の品格ある演技も必見。
【物語】
園子(岸田)は、美術学校で出会った美しい令嬢・光子(若尾)の虜になり、絵の完成のため裸体を見せて欲しいと光子にせがむ。やがて二人の関係は、園子の夫や光子の恋人など周囲の人間をも巻き込み、絡まっていく。
©KADOKAWA1964
18
『夜の素顔』
(1958年/カラー/121分/スコープ)
監督:吉村公三郎 脚本:新藤兼人 撮影:中川芳久 美術:間野重雄 音楽:池野成
出演:京マチ子、若尾文子、根上淳、船越英二、菅原謙二
師匠と弟子、女同士の濃密で緊張感あふれる関係を描く人間ドラマ
【見どころ】
舞踏界でのし上がった女性と、それに取って代わろうと企む弟子―京と若尾二大女優が師匠と弟子役として対峙、壮絶なバトルを繰り広げる傑作ドラマ。色鮮やかな衣装で踊る舞台シーンも見どころ。
【物語】
野心家の踊子・朱美(京)は師匠のパトロンを誘惑、その後ろ盾を得て家元となり、確固たる地位を築く。しかしその朱美の地位を虎視眈々と狙う内弟子の比佐子(若尾)は、彼女の夫(根上)と関係を持つ。
©KADOKAWA1958
若尾文子とは?
1933 年(昭和 8 年)11 月 8 日東京都生まれ。1952 年 5 月公開の『死の街を脱れて』で本格スクリーンデビュー。
溝口健二、小津安二郎、市川崑、川島雄三、吉村公三郎、そして後の名コンビとなる増村保造など、巨匠・名匠の名作に次々と起用され、本格女優としてのキャリアを積み、1961 年『女は二度生まれる』『妻は告白する』、1965 年には『清作の妻』などで数々の女優賞を受賞する昭和を代表する映画女優。映画総出演数は約 160 本。現在も国内外で出演作品が定期的に上映されておりファン層が拡大、今もなお幅広い世代の人々を魅了し続けています。
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コピーライト:©️KADOKAWA|X:@kado_cine
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