「君らは歴史の登場人物じゃない」「チ。 ―地球の運動について―」第23話あらすじと場面写真

「チ。 ―地球の運動について―」連続2クール全25話放送中

第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞の魚豊(うおと)原作、地動説証明に自らの信念と命を懸けた者たちの物語「チ。 ―地球の運動について―」が、NHK総合テレビで毎週土曜午後11時45分に放送、放送終了後Netflixで世界配信、ABEMAで無料配信。このたび、第23話のあらすじと場面写真が公開されました。

第 23 話は、「同じ時代を作った仲間」。

 

「君らは歴史の登場人物じゃない」――アントニの言葉はノヴァクにとってあまりにも非情なものでした。

 

妄執に囚われたノヴァクはアントニに反旗を翻し、教会に火をつけて全てを葬ろうとするが、ドゥラカの反撃に遭ってしまい、ノヴァクの安否が不明なまま、教会は火の海に包まれていきます。

 

一方、瀕死の重傷を負いながらも逃げてきたドゥラカでしたが…。

 

また、23 話から登場するパン屋の青年、アルベルト・ブルゼフスキ役は石毛翔弥が演じています。

 

石毛は原作について「物語で起こる出来事、そして時代的にも、決して経験できるようなものではないのに、何故かそれがとても身近に感じられ、不思議な感覚に陥りました」と語り、アルベルト役を演じ「こ

の『チ。』という壮大な作品、物語にキャストの 1 人として参加させていただけた事、とても嬉しく思っています」と喜びのコメントを寄せています。

知と血、命がけで「地」を

舞台は15世紀のヨーロッパ某国。

 

地球が宇宙の中心でその周りを惑星が動いているとする“天動説”こそがこの世の真理だとされ、その理を覆すようなことを信じたり、研究することが重罪だった時代に、謎めいた学者フベルトの言葉で“地動説”の可能性を知った神童ラファウが、自らの命と引き換えに地動説の照明を未来に託した第一章。

 

それから10年後、ラファウの信念を偶然にも託されたオクジーが修道士のバデーニにつなぎ、天文研究助手ヨレンタと出会い、“地動説の証明”にたどり着きます。しかし異端審問官ノヴァクによって、証明された地動説が世に出ることは叶わず、オクジーとバデーニは悲劇的ながらも感動を呼ぶ最期を迎えました。

 

 

 

 それでもバデーニが一縷の望みを懸けて、地動説の証明を未来へと届けた第2章。そこからさらに25年、“地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たち”が未来へと託した想いと感動は、「金を稼ぐ」という強い信念を持つ移動民族の娘ドゥラカの元に届きます。

 

 

シュミットら異端解放部隊と行動を共にし、これまで紡がれてきた信念の炎に触れていくドゥラカ。自らの「知」と「血」、さらには命を懸けて「地」動説の証明に挑む者たちを待ち受ける運命とは…?

 

「チ。 ―地球の運動について―」はNHK総合テレビで放送中。

 

[作品情報]

「チ。 ―地球の運動について―」

原作:魚豊「チ。 ―地球の運動について―」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)

キャスト ドゥラカ:島袋美由利 シュミット:日野聡

ラファウ:坂本真綾 ノヴァク:津田健次郎 フベルト:速水奨

オクジー:小西克幸 バデーニ:中村悠一 ヨレンタ:仁見紗綾

監督:清水健一

シリーズ構成:入江信吾

キャラクターデザイン:筱雅律

音楽:牛尾憲輔

音響監督:小泉紀介

OP/主題歌:サカナクション「怪獣」

エンディング曲:ヨルシカ「アポリア」

スタッフ アニメーション制作:マッドハウス

©魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会

公式 HP:anime-chi.jp

公式 X:@chikyu_chi