「いつも柔らかい空気が流れている」沖縄「桜坂劇場」。塚本晋也監督が撮るミニシアター「街の小さな映画館」第22回

「街の小さな映画館」第22回桜坂劇場

塚本晋也監督がミニシアターを撮る「街の小さな映画館」第22回に沖縄の桜坂劇場が選ばれ、動画がYouTubeチャンネルにて公開されました。

沖縄県那覇市の桜坂劇場は、閉館になった「桜坂シネコン琉映」を 2005 年 7 月に映画監督の中江裕司らが復活させた劇場。

 

映画上映だけでなく、ライブイベントや演劇、ファッションショーなども開催され、カフェ「さんご座」とショップ「ふくら舎」を併設しています。

 

 「桜坂市民大学」では 100 以上の体験型ワークショップの講座を開講するなど地域のエンターテイメントの拠点となっています。

 

公開された動画では、シーサーが守る入口、書籍・漫画・DVD のみならず、石や器、工芸品などの多彩な品々がセレクトされたショップ、映写室などを辿る。インタビューでは代表の中江裕司と支配人の下地久美子が地域の歴史と劇場名の由来、 「映画館」ではなく「劇場」である意味、文化を享受する場としての多種多様な取り組み、沖縄の方言「うちなーぐち」を次世代に伝えていく構想などを語っています。

 

※改装のため撮影時と内装が変わっています。

 

塚本監督は次のようにコメントしています。

 

「沖縄に行くたび立ち寄りたくなる劇場。広いロビーには魅力的な沖縄産のグッズや各地から取り寄せたさまざまな物が置かれ、落ち着くカフェもある。

いつ訪れても沖縄の柔らかい空気が流れている。

さまざまなワークショップが行われ、この先も色々な計画が待っているそうです。

なんと緊縛ショーワークショップもあったそうだ」

「街の小さな映画館」とは?

「街の小さな映画館」は、2015年『野火』初公開時に全国劇場行脚を行い個性あふれるミニシアターの魅力に触れた塚本監督が、お世話になっている映画館を1館ずつ訪れ、ミニシアターの魅力を伝える動画を撮影する企画。

 

コロナ禍をきっかけに「未曾有の事態の中格闘していらっしゃるミニシアターにエールを送らせていただきたい」との思いから始まりました。劇場とのアポ取りから撮影・編集・YouTube へのアップまで塚本監督自身が単独で行い、ロゴとイラストも描きおろしています。

 

[施設概要]

桜坂劇場

沖縄県那覇市牧志 3-6-10

TEL:098-860-9555

https://sakura-zaka.com/

座席数: ホール A・291 席 ホール B・100 席 ホール C・80 席 ホール+・20 席