『ブルータリスト』2⽉21⽇公開
第82回ゴールデングローブ賞3部⾨受賞、第97回アカデミー賞でも10部門ノミネートを果たした『ブルータリスト』が2月11日TOHOシネマズ日比谷で先行公開、2⽉21⽇より全国公開。このたび、エイドリアン・ブロディのインタビュー映像が公開されました。
演技に⽣かせた親族の体験談についてブロディは、「最も僕の胸が痛む」と話として、⺟がまだ幼かった頃の記憶を辿ります。
「祖国を出た時の⺟は、12歳か13歳だったんだ。『祖国を脱出してアメリカに渡る』と、⺟が祖⽗⺟から聞いたのは、わずか出発の24時間前だった」
いつフレイヤ銃で撃たれてもおかしくなかった過酷な状況下での逃亡だったことを明かし「悲しいけど今も世界中で⼤勢が苦しんでいるよね、だからこそ、僕は⼼の底から感じたんだ。この話を⼤切に伝えていく責任感を」と決意を語っています。
お気に⼊りのシーンとしてラースローとハリソンが初めて出会うシーン
を上げ、その理由をホロコーストから脱出するために仕事も信条も何もかも奪われたラースローが、ハリソンとの出会いについて「とても美しいんだ」「奪われた物を取り戻す瞬間を切り取ってる」と振り返っています。
ユダヤ⼈建築家が抱いたアメリカンドリームの末路
本作は、第⼆次世界⼤戦下にホロコーストを⽣き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ⼈建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年に亘る数奇な半⽣を、監督・脚本を務めた弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215 分にわたる壮⼤な⼈間ドラマ。
才能にあふれるハンガリー系ユダヤ⼈建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第⼆次世界⼤戦下のホロコーストから⽣き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまいます。
家族と新しい⽣活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会います。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼します。
しかし、⺟国とは⽂化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは⼤きな困難と代償でした…。
『ブルータリスト』は、2月11日より TOHO シネマズ日比谷で先行公開、2月21日より全国公開。
[作品情報]
『ブルータリスト』
原題『THE BRUTALIST』
監督・共同脚本・製作:ブラディ・コーベット/共同脚本:モナ・ファストヴォールド
出演:エイドリアン・ブロディ フェリシティ・ジョーンズ ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン ラフィー・キャシディ
2024 年/アメリカ、イギリス、ハンガリー/ビスタサイズ/215 分/カラー/英語、ハンガリー語、イタリア語、ヘブライ語、イディッシュ語/
5.1ch/日本語字幕翻訳:松浦美奈
配給:パルコ ユニバーサル映画
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