容疑者は…家族『聖なるイチジクの種』本編特別映像

『聖なるイチジクの種』2月14日公開

第77回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、先⽇発表された第97回アカデミー賞では国際⻑編映画賞にノミネートされた実話ベースのサスペンススリラー『聖なるイチジクの種』が、2月14日に公開。このたび、⼀丁の銃を巡って家族の本性が暴かれていく様⼦を捉えた本編特別映像が公開されました。

映像は、忽然と無くなった⼀丁の銃を巡って、お互いの猜疑⼼が⾼まっていく家族の様⼦を捉えたもの。

 

ようやく⼿に⼊れた予審判事の地位も危うくなり、イマンは、上司からは「この失態は尾を引くぞ」と懸念を抱かれることに。「知らない」という娘の⾔葉を信じられず家探しを始め、何度も「家にあるはずだ。あの⼦ なんて⾔った︖」と妻に執拗に詰め寄る様⼦が、綻び始めた家族の実態を映し出しています。

ある日、家庭内で 1 丁の銃が消えた――。

国家公務に従事する⼀家の主・イマンは、20年間に亘る勤勉さと愛国⼼を買われ、夢にまで⾒た予審判事に昇進。しかし業務は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を課すための国家の下働きでした。

 

報復の危険が付きまとうため、国から家族を守る護⾝⽤の銃が⽀給されますが、ある⽇家庭内から銃が消えます…。

 

最初はイマンの不始末による紛失だと思われましたが、次第に疑いの⽬は、妻・ナジメ、姉のレズワン、妹・サナの3⼈に向けられます。

 

誰が︖何のために︖ 捜索が進むにつれ互いの疑⼼暗⻤が家庭を⽀配する。そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだします…。

 

『聖なるイチジクの種』は、2月14日(金) TOHO シネマズ シャンテほか 全国順次公開。

 

[作品情報]

監督・脚本:モハマド・ラスロフ カンヌ国際映画祭ある視点部⾨【脚本賞】『ぶれない男』(17)、ベルリン国際映画祭【⾦熊賞】『悪は存在せず』(20)

出演:ミシャク・ザラ、ソヘイラ・ゴレスターニ、マフサ・ロスタミ、セターレ・マレキ

2024 年/フランス・ドイツ・イラン/167 分 

配給:ギャガ 

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