男の子の誕生に沸き立つ村人たちに困惑…『嗤う蟲』本編映像

『嗤う蟲』1月24日公開

深川麻衣が主演、若葉竜也が共演する城定秀夫監督のスリラー『嗤う蟲』が新宿バルト 9ほかで1月24日より全国公開。このたび、憧れの田舎暮らしを選び移住してきた夫婦を取り囲み村全体で出産を祝福するどこか違和感のある本編映像が公開されました。

公開された本編映像では、主人公・杏奈が出産したことで村人たちが集まり、お祝いをするシーンから始まります。

 

「よう頑張ったね」と声をかけられ笑顔を見せる杏奈は、「おめでとう」ではなく「ありがっさま」という感謝の言葉を連呼され少し違和感を憶えつつ、祝福を受け入れます。

 

自治会長の田久保が「男の子で良かったのう」と言うと、杏奈は戸惑いながらも赤ちゃんを田久保の妻・よしこに抱かせるも、赤ちゃんが次々と別の村人たちに渡され、不安は大きくなるばかり。「もう仕事始めたんだら?家事手伝うに」、「頼った方がいいで」と言う村人に「在宅仕事なので大丈夫です」と断るも、「赤ちゃんに何かあったら困るに」、「必要なもんは届けてあげるに」と畳みかけられ、田久保が「敦夫は麻宮村の子だもんで」と声を上げます。

 

その勢いに圧倒され、断れない夫・輝道を見て、杏奈の表情はさらに曇っていきます。本当に家に手伝いに来たよしこの存在により、杏奈の気持ちはますます重くなっていく様子が切り取られています。

 

執拗に赤ちゃんを重宝する村人たちの本当の目的とは……?

知ってしまった禁断の“掟”

田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈(深川麻衣)は、脱サラした夫・輝道(若葉竜也)と共に都会を離れ、麻宮村に移住。二人は、村民たちの度を越えたおせっかいに辟易しながらも新天地でのスローライフを満喫していました。

 

麻宮村の村民たちは、自治会長の田久保(田口トモロヲ)のことを過剰なまでに信奉。ただ杏奈は、麻宮村の村民のなかには田久保を畏怖する者たちがいると不信感を抱くようになっていきます。

 

 

一方、輝道は田久保の仕事を手伝うことになり、麻宮村の隠された掟を知ってしまいます。それでも村八分にされないように、家族のため掟に身を捧げることに……。

 

『嗤う蟲』は、1月24日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー。

 

[作品情報]

『嗤う蟲』

出演:深川麻衣 若葉竜也 松浦祐也 片岡礼子 中山功太 / 杉田かおる 田口トモロヲ

監督:城定秀夫 

脚本:内藤瑛亮 城定秀夫 

音楽:ゲイリー芦屋

2024 年/日本/カラー/シネスコ/DCP5.1ch/99 分/PG-12 

waraumushi.jp

製作幹事:ポニーキャニオン 

配給:ショウゲート 

製作プロダクション:ダブ

 Ⓒ2024 映画「嗤う蟲」製作委員会