『サブスタンス』5⽉16日公開
第49回トロント国際映画祭(TIFF)で観客賞を受賞した超話題作『The Substance』(原題)が、邦題『サブスタンス』として、5⽉16日に公開決定。このたび主演のデミ・ムーアが第82回ゴールデングローブ賞を受賞しました。
授賞式の前半ではアルマーニ プリヴェのゴールドのドレスに⾝を包み、プレゼンターとして同作で助演⼥優賞にノミネートされたマーガレット・クアリーとともに「SHOGUN 将軍」 主演男優賞 (ドラマシリーズ部⾨) 受賞の真⽥広之へ、にこやかな笑みを浮かべていたデミ。
⾃⾝も、⻑いキャリアで初となる主演⼥優賞を受賞し、「なんてことでしょう!」と歓喜の声を上げ、次のようにコメントしています。
「本当に予想していませんでした。今はただただ、衝撃を受けています。私はこの仕事を⻑い間、45年以上も続けてきましたが、俳優として、何か賞をいただいたのはこれが初めてです。本当に⾝が引き締まる思いですし、感謝の気持ちでいっぱいです。
30 年前、あるプロデューサーに『あなたは“ポップコーン⼥優”だ』と⾔われたことがあります。当時、私はそれを、このような(賞をいただくことは)許されないことだと解釈しました。成功する映画、⼤⾦を稼ぐ映画には出られるかもしれないけれど、認められることはない、と。そして私はそれを信じ、受け⼊れてしまったのです。
それが時を経て私を蝕み、数年前には、もうこれで終わりかもしれない、と思ったほどです。もう⼗分かもしれない、やるべきことはやったかもしれない、とも。
どん底にいた時、魔法のように⼤胆で勇敢で型破りで、全くもってとてつもない脚本が私のところに舞い込んできたのです。それが今回の『サブスタンス』という作品です。宇宙が私に『あなたはまだ終わっていない』と告げたのです。この⼥性を演じることを私に託してくれた、監督のコラリー・ファルジャに、⼼から感謝しています。私にもう半分の⾃分を与えてくれたマーガレット・クアリーにも、彼⼥なしでは成し遂げられませんでした。私のことを気遣ってくれてありがとう。30 年以上私と⼀緒にいてくれた⼈々…特に、私が⾃分を信じていなかった時も信じていてくれた、私を⽀えてくれた全ての⼈々に感謝します。
最後に、この映画が伝えていると思うことを⼀つだけお伝えしたいと思います。それは、⾃分が⼗分に賢くない、⼗分に綺麗じゃない、⼗分に痩せていない、⼗分に成功していない、要するに、⼗分に⾜りない、と感じる瞬間についてです。ある⼥性が私にこう⾔いました。『覚えておいて、あなたは決して⼗分にはなれない。でも、物差しを下ろせば、⾃分の価値を知ることができる』と。
だから今⽇、私はこれを、⾃分の完全性、そして私を突き動かしている愛の証として、そして、⾃分が愛することをしているという贈り物、⾃分にも居場所があると思い出させてもらったことへの感謝として、祝福したいと思います。本当にありがとうございました」
脚本も⼿掛けたコラリー・ファルジャ監督が、「⼥性を縛ってきた束縛から解放されるために」「⾎まみれの笑いになるだろう」と語る本作は、ゴールデングローブ賞受賞をうけてアカデミー賞戦線の最前線に躍り出ました。
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『サブスタンス』は、5⽉16日公開。
[作品情報]
『サブスタンス』
監督・脚本︓コラリー・ファルジャ『REVENGE リベンジ』
出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド
アメリカ/142 分/R-15
配給:ギャガ
(c)The Match Factory
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