『ブルータリスト』2⽉21⽇公開
第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され銀獅⼦賞を受賞、⼀躍第97回アカデミー賞最有⼒候補に躍り出た『ブルータリスト』が2⽉21⽇公開。第90回ニューヨーク映画批評家協会賞でも作品賞と主演男優賞を受賞したのも束の間、⽶国時間1⽉5⽇発表の第82回ゴールデングローブ賞で作品賞(ドラマ部⾨)、監督賞、主演男優賞(ドラマ部⾨)の計3部⾨での受賞を果たしました。
昨年12月20日の北⽶公開時には、限定公開ながらニューヨークとロサンゼルスで約30回の上映が完売、4スクリーンで興⾏収⼊26万6,800ドル、1スクリーンあたりのオープニングは6万6,700ドルとヒットを記録。観客の⼤半は35歳以下で、ほぼ半数が Letterboxd(会員数 900 万⼈を超える映画レビューサイト)を通じてこの映画のことを知ったといいます。
また、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では93%という⾼スコアをたたき出しており、同サイトでは「エイドリアン・ブロディによる魂の演技と、監督・脚本のブラディ・コーベットにより完璧にデザインされた『ブルータリスト』は、移⺠体験に対する壮⼤なトリビュートだ」と総評。また、イギリスの⼤⼿新聞 The Guardian は本作を5つ星とし、「素晴らしい!夢中にさせる⼤作」と絶賛しています。
1⽉17⽇(⾦)(現地時間)の第97回アカデミー賞のノミネートに期待が高まります。
ユダヤ⼈建築家が抱いたアメリカンドリームの末路
本作は、第⼆次世界⼤戦下にホロコーストを⽣き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ⼈建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年に亘る数奇な半⽣を、監督・脚本を務めた弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215 分にわたる壮⼤な⼈間ドラマ。
才能にあふれるハンガリー系ユダヤ⼈建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第⼆次世界⼤戦下のホロコーストから⽣き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまいます。
家族と新しい⽣活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会います。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼します。
しかし、⺟国とは⽂化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは⼤きな困難と代償でした…。
『ブルータリスト』は、2月21日(金)より TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開。
[作品情報]
『ブルータリスト』
原題『THE BRUTALIST』
監督・共同脚本・製作:ブラディ・コーベット/共同脚本:モナ・ファストヴォールド
出演:エイドリアン・ブロディ フェリシティ・ジョーンズ ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン ラフィー・キャシディ
2024 年/アメリカ、イギリス、ハンガリー/ビスタサイズ/215 分/カラー/英語、ハンガリー語、イタリア語、ヘブライ語、イディッシュ語/
5.1ch/日本語字幕翻訳:松浦美奈
配給:パルコ ユニバーサル映画
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