「忘れたい」シングルマザーと「忘れたくない」若年性認知症の青年の交流『あの歌を憶えている』特報

『あの歌を憶えている』2月21日公開

ジェシカ・チャステイン主演最新作『あの歌を憶えている』が、2025 年2月21日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほかで全国公開。このたび特報映像が公開となり、あわせてミシェル・フランコ監督のコメントが到着しました。

公開された特報映像では、シングルマザーのシルヴィアと、忘れたくない記憶を持つ若年性認知症のソールが偶然出会うシーンから始まります。

 

「叔父を見てもらえたら嬉しい」というソールの姪の願いで、シルヴィアとソールは同じ時間を過ごし、次第に近づいていきますが、思い出したくない過去が明らかになり、シルヴィアもまた記憶に翻弄される人でした。

 

2人の記憶が交差し、支え合い、希望を見つけていく…。全世界で1000 万枚以上を売り上げた大ヒット曲プロコル・ハルムの「青い影」のエモーショナルな旋律が登場人物たちの心情を際立たせる映像となっています。

 

ミシェル・フランコ監督は、次のようにコメントしています。

 

「私は、何らかの理由で社会の隙間に落ちてしまう人々についての映画を作りたかったのです。期待に応えられない、あるいは応えたくないという彼らの気持ちは、多くの場合、彼らの記憶の中にしか存在しない出来事に根ざしています。しかし時には彼らの疎外そのものが、過去の影からの脱出、現在の生活を築くチャンスを与えてくれるのです。記憶とは、本当にその影から逃れられるかどうかなのです」

世間を恐れていたふたりの心の殻は、ゆっくりと溶けていく

ソーシャルワーカーとして働き、13歳の娘とNYで暮らすシルヴィア。若年性認知症による記憶障害を抱えるソール。それまで接点もなかったそんなふたりが、高校の同窓会で出会います。

 

家族に頼まれ、ソールの面倒を見るようになるシルヴィアでしたが、穏やかで優しい人柄と、抗えない運命を与えられた哀しみに触れる中で、彼に惹かれていきます。

 

ところが彼女もまた、過去の傷を秘めていました…。

 

『あの歌を憶えている』は、2025年2月21日公開。 

 

[作品情報]

『あの歌を憶えている』

原題:MEMORY

監督・脚本:ミシェル・フランコ『ニューオーダー』『或る終焉』

出演:ジェシカ・チャステイン『女神の見えざる手』、ピーター・サースガード『17歳の肖像』、メリット・ウェヴァー、ブルック・ティンバー、エルシー・フィッシャー『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』、ジェシカ・ハーパー『サスペリア』ほか

2023 年/103 分/アメリカ・メキシコ/英語/シネマスコープ/5.1ch

日本語字幕:大西公子

配給:セテラ・インターナショナル © DONDE QUEMA EL SOL S.A.P.I. DE C.V. 2023 https://www.memory-movie-jp.com