『キノ・ライカ 小さな町の映画館』12月14日公開
映画監督アキ・カウリスマキ(『ル・アーヴルの靴みがき』『希望のかなた』『枯れ葉』)が仲間たちと作った映画館「キノ・ライカ」をめぐるドキュメンタリー映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』が、12月14日(土)よりユーロスペースほかで全国公開。このたび、撮影時のカウリスマキ監督のオフショット&新場面写真が公開されました。
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このたび公開されたのは、本作の監督であり、クロアチア出身のアーティスト、ヴェリコ・ヴィダクとアキ・カウリスマキ監督のオフショット写真。
キノ・ライカの館内にヴィダク監督の描いた絵を取り付け終えた際の記念写真や、撮影の合間に撮られた2ショットなど、近年のカウリスマキの貴重な姿が捉えられています。
ヴィダク監督は「アキ・カウリスマキがカルッキラに町で初めての映画館を作ると知った時、映画館が次々と閉館していく中でのこの野心的な計画を見届けようと旅に出た」と制作のきっかけを明かし、妻と生後 8 ヶ月の娘を連れて、カルッキラに1年間滞在し、“キノ・ライカ”の開館までの作業を手伝いながら、映画館の誕生にわき立つ人びとの声を拾いあげました。
ヴィダク監督とカウリスマキは以前より親交があり、本作のオファーをし
たところ、すぐに快諾してくれたそうで、撮影を振り返り、「映画館の建設中は映画が町の人々の話題の中心、というよりほぼ唯一の話題だった。町全体の呼吸が建設の進行とシンクロしていた」と話し、「アキと少人数のチームがリサイクルの木材や鉄、家具を使って、映画館を手造りしていた。私はこの映画館の誕生に、町の変化の兆しをとらえてい
る町の人々の熱気を感じた」と明かします。
合わせて公開された新たな場面写真では、カウリスマキが木材を持って劇場内で作業をする様子や、メディアからのインタビュー風景、『希望のかなた』『枯れ葉』に出演している俳優のサイモン・フセイン・アル・バズーンの姿も切り取られています。
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カウリスマキらがはじめての映画館をオープンするまでのドキュメンタリー
北欧フィンランドの鉄鋼の町・カルッキラ。深い森と湖と、今は使われなくなった鋳物工場しかなかった小さなその町に、はじめての映画館「キノ・ライカ」が誕生する様子を捉えたドキュメンタリー映画。
自らの手で椅子を取りつけ、スクリーンを張るのは映画監督のアキ・カウリスマキと仲間たち。キャデラックにバイク、ビールと音楽。まるでカウリスマキの映画から抜けでたような町で、住人たちは映画館への期待に胸をふくらませ、口々に映画について話しだします…。
『キノ・ライカ 小さな町の映画館』は、12月14日(土)よりユーロスペースほか全国公開。
[作品情報]
『キノ・ライカ 小さな町の映画館』
原題:「CINEMA LAIKA」
監督・脚本・撮影・編集:ヴェリコ・ヴィダク
脚本:エマニュエル・フェルチェ
出演:アキ・カウリスマキ、ミカ・ラッティ、カルッキラの住人たち、ジム・ジャームッシュ
2023 年/フランス・フィンランド/81 分/2.00:1/DCP/フンランド語、英語、フランス語
配給:ユーロスペース
提供:ユーロスペース、キングレコード
公式サイト eurospace.co.jp/KinoLaika
公式 SNS X @eurospace_d Instagram @eurospace_distribution
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