Netflixにダメ出しされ唖然『チネチッタで会いましょう』本編映像

『チネチッタで会いましょう』公開中

カンヌ・ヴェベチア・ベルリン3大映画祭を制し、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に8作品連続選出のナンニ・モレッティ監督最新作『チネチッタで会いましょう』が、11月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開中。このたび、Netflixとの会議でまずい雰囲気になる本編映像が公開されました。

公開された本編映像では、ナンニ・モレッティが演じる映画監督ジョヴァンニを支えるフランス人プロデューサーのピエールが深刻な素振りを一切見せずに「この間の件忘れるな。Netflixに行け。唯一の道だ」と言い残し警察に連行されるシーンから始まります。

 

ジョヴァンニは呆気にとられながらも「わかった。じゃあな」と別れを告げ、ピエールは「皆さんさようなら」と明るく手を振り消えていきます。

 

後日ピエールに言われた通りNetflixに行き製作中の映画について説明をするジョヴァンニでしたが、「我々の映画は190か国で見られる。この脚本では爆発的な人気には…」と言われてしまい、しまいには「最大の問題は“クソやばい”と思う瞬間がないこと」と言われ唖然とします。

 

妻のパオラは固まるジョヴァンニの方を見たあとまっすぐ前を向きなおし、ただただ気まずい空気が流れるのでした…。

 

災難の数々に見舞われてしまうジョヴァンニ。果たして映画は無事完成を迎えるのでしょうか?

順風満帆が一転!痛い目に遭って大切な人に気づく

イタリアの映画監督ジャンニは、チネチッタ撮影所での新作撮影を目前に控えています。プロデューサーの妻が40年いつも傍にいて映画を制作してきました。頭の中は新しい映画のアイディアでいっぱいと順調だと思っていたのはジャンニだけでした!

 

 

女優はカサヴェテスを持ち出し演出に口出し、あろうことか政治映画をラブストーリーだと言い出す始末。若い俳優のトンチンカンな発言にはあきれ言葉を失います。娘が紹介してくれたボーイフレンドは自分ほどの年齢の男性だとのこと。あらゆることに腹がたち戸惑うばかり。

 

 

誰にも理解されず一人帰宅し目覚めると、妻に別れを告げられてしまいます。さらに仏のプロデューサーは詐欺師とわかり、資金が枯渇し撮影はストップ。地位も築き尊敬されていたはずなのに・・・。妻も娘も愛しているのに・・・。

 

果たして映画は完成するのか?そして、愛するものたちとの関係を修復することはできるのか?

 

まさにナンニ・モレッティ集大成とも言える『チネチッタで会いましょう』は11月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開中。

 

[作品情報]

『チネチッタで会いましょう』

原題:Il sol dell’avvenire

監督:ナンニ・モレッティ 

脚本:フランチェスカ・マルチャーノ、ナンニ・モレッティ、フェデリカ・ポントレモーリ、ヴァリア・サンテッラ 

音楽:フランコ・ピエルサンティ 

撮影:ミケーレ・ダッタナージオ 

出演:ナンニ・モレッティ、マルゲリータ・ブイ、シルヴィオ・オルランド、バルボラ・ボブローヴァ、マチュー・アマルリック

2023 年/イタリア・フランス/96 分/ヴィスタサイズ

日本語字幕:関口英子 

後援:イタリア大使館

特別協力:イタリア文化会館

配給:チャイルド・フィルム https://child-film.com/cinecitta 

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