第37回東京国際映画祭[ガイド5]『ナンニ・モレッティ監督特集』紹介

第37回東京国際映画祭開催中

第37回東京国際映画祭が、10月28日(月)~11月6日(水)に、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催中。本稿では、「ナンニ・モレッティ監督特集」で取り上げられた作品を紹介します。以下は、主に9月25日に行われたラインナップ発表記者会見の内容を元に構成しています。

今年の東京国際映画祭は、「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する」を理念に掲げ、(1)マストロヤンニやナンニ・モレッティらを招聘し世界と日本映画館との交流、(2)将来の映画界を担う人材育成を、とりわけアジアと連携しながらTIFFCOMM含め進めること、(3)「ウィメンズ・エンパワーメント部門」新設が象徴するように、女性への視座を設けることの3つを柱にプログラムが組まれました。

ナンニ・モレッティ監督特集

『チネチッタで会いましょう』(イタリア・フランス)

© 2023 Sacher Film–Fandango–Le Pacte–France 3Ciném

チネチッタで新作を撮影中の監督が、時代に取り残され、ほんとうに大切なモノを見つけるまでのコメディ。

『親愛なる日記 レストア版』(イタリア・フランス)

©1993 Sacher Film – Banfilm

両院を巡る映画監督のおかしくてちょっと辛辣な3章。カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。

『赤いシュート』(イタリア・フランス)

© 1989 Banfilm - Palmyre Productions - Sacher Film

モレッティの初期の代表作。今回のために特別にDCP化している。

 

 

[開催概要]

「東京国際映画祭」

期間:10月28日(月)~11月6日(水)

会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区 

公式サイト:www.tiff-jp.net

 

「TIFFCOM2024」

期間:10月30日(水)~11月1日(金)

公式サイト:www.tiffcom.jp