『CIVIL WAR』10月4日より公開中
4月12日北米で公開されるやスタジオA24史上最高のオープニング記録を樹立、興行収入ランキングでも2週連続1位の話題作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が公開中。このたび「劇中屈指のトラウマシーン」として話題の、銃を持つ⾚サングラス男が「どの種類のアメリカ⼈だ︖」と詰め寄るシーンの裏側を捉えたメイキング映像が公開されました。
公開されたのは、銃を持つ⾚いサングラスをかけた兵⼠がリーたちに向かって「どの種類のアメリカ⼈だ︖」と詰め寄るシーンの裏側を捉えたメイキング映像。ガーランド監督が「その⼈の政治的⽴場が問われることになる」と述べる本シーンは、リーたちジャーナリストが、ある⽥舎の⽚隅で銃を持った兵⼠たちが⼤量の死体を埋葬している場⾯を⽬撃し、仲間が⼈質にとられ、命が危険にさらされるシーンです。
年⻑のベテラン記者サミーを演じたスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンは、「僕が演じているサミーはその光景を⾒て、近づくなと⾔う。あとで通報するのが得策であって、本来の⽬的を果たしたいのなら絶対に関与するなと。でも彼らは⼈⽣の先輩に⽿を貸そうとしない。結局、兵⼠に話しかけ、おぞましい結果を招いてしまう」とこのシーンを説明します。
⾚サングラス男との交渉に応じたジョエルを演じたワグネル・モウラは「集団墓地のシーンは、他のどの撮影よりも緊迫していた。正直ショックを受けたよ。僕⾃⾝、⽶国出⾝ではなく外国籍だから…。⼈種差別的だし、外国⼈への憎悪も感じられ恐ろしかった。兵⼠役のジェシー・プレモンスの演技があまりにもリアルで、余計につらかった。僕や仲間を殺さないでほしいと必死に懇願して、⼈種差別の恐ろしさを⾝をもって感じたあと…しばらく起き上がれなかった。思い出すと今でも泣きそうになるが、撮影後30分間は涙が⽌まらなかった。緊迫していた」と当時の⼼境を振り返ります。
ジェシー役のケイリー・スピーニーも「あの役はジェシー以外考えられない。すごく冷酷で、同時に魅⼒的でもあり、とにかく不気味だった」
実は、⾚サングラスの兵⼠を演じたのは、主演のキルステンの夫であるジェシー・プレモンス。もともと、同役には別の俳優がキャスティングされていたがスケジュール調整がつかず、キルステンにジェシーの出演を打診したところ、快く引き受けてくれたという。
メイキングには、現場で「すばらしかったよ。⽂句なしの演技だ。思わず震え上がった」というガーランド監督に、ジェシー・プレモンスが「⼼が汚れた気分だ」と話す様⼦が収められており、どれだけ過酷なシーンであったのかが伝わってくるメイキングとなっています。
あなたが⽬撃するのはフィクションか、明⽇の現実か――。11月5日のアメリカ大統領選にも注目です。
分断が極度に進んだアメリカ社会の末路
映画の舞台は、連邦政府から19の州が離脱したという近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した『⻄部勢力』と『政府軍』による内戦が勃発していました。
戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリスト・チームはニューヨークから約1300km戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かいます・・・。
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は、10月4日(金)より公開中。
[作品情報]
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
原題:『CIVIL WAR』
監督/脚本:アレックス・ガーランド
キャスト:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
2024年|アメリカ・イギリス映画|109分|PG12
公式HP:https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/
公式X:@civilwar_jp
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