MARUHON、「ナラ枯れ材」を個性と再解釈して活用[DESIGNART TOKYO 2024]

MARUHON「Woodwork」

MARUHONは、デザイン&アートのフェスティバル「DESIGNART TOKYO」の会期10月18日〜27日中、六本木「AXIS Gallery」で、ナラ枯材の活用法と積み木をモチーフにしたデザイン提案を行っています。

デザイン&アートのフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2024」は、表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・広尾・銀座・東京駅周辺の96会場にも及び、「Reframing」をテーマに、パターナリズムに陥りがちな日常をアート&デザインで“見つめ直そう”とするもの。

 

 

MARUHONの企画ひとつめは、カシノナガキクイムシの害を受け自らグレーに変色し(ナラ枯れ)インテリアに活用できなくなる材を、フローリングに活用しようとする展示「ナガレ」。

 

いわば森林活動の流動性を止めてしまう「ナラ枯れ材」をFSC認証つき無垢フローリングとして流通させることで、ムダになっていた資源を有効活用すると共に、着色せずとも個性的なアイテムとして“見直そう”(Reframing)しようという趣向です。

「ナラ枯れ材」は、樹木の防衛作用としてグレーに変色してしまうものの、そのほか強度などは遜色ないといいます。「木材を扱う会社としてきちんと木を使い切る」という崇高な目的を果たすための活動として、注目に値します。

もう一つの企画は、積み木のように、木のみならず鉄や石と組み合わせることで多様なライフスタイルに合わせたオーダーメイドのインテリアを構築しようという提案。MARUHONでは、フローリングのみならず、テーブルの天板や家具も同じ一本の木から切り出せます。

机に、マグネットキャッチの鉄製ACコネクターシステムを組み合わせることで、樹脂を使わない机も組み上げることが出来ます。

 

 

 

[開催概要]

DESIGNART TOKYO2024「Woodwork」MARUHON

会期:10月18日〜27日

場所:AXIS Gallery

東京都港区六本木5−17−1 4F