Artek Tokyo、Joanna Laajistoトークイベント
アルテックは、機能的でありながら芸術的で温もりのある暮らしを実現するコレクション「Crafted Through Time」を10月17日(木)より日本発売。発売に先駆けて、フィンランドの住宅・インテリアデザイナーJoanna Laajisto(ヨアナ・ラージイスト)を旗艦店Artek Tokyoに招聘、トークイベントを開催しました。
ヨアナは、LAのゲンズラーで勤務したほか、プロスノーボーダーとして世界を転戦したことでヨーロッパ各地のインテリアを目にした経験を元に、今回は“北欧スタイル”というより“北欧バリュー”を大切にしたと語ります。
Artek Tokyoの1階には、「Crafted Through Time」をテーマに、アアルト夫妻の「マイレア邸」の要素を彼女なりに再解釈したインテリアを展開。
ヨアナの一貫したポリシーは、機能性、責任感、正直、平等だそう。静かで丸くソフトな印象から、「その空間にいる人の気持ち」を尊重してデザインされ、忙しい喧噪から戻ったときにリラックスできる空間に仕立てられていることがわかります。
木材や石、テクスチャー(生地)に自然素材の特徴をそのまま取り入れて使い、プランターや、フィンランドの伝統的なアイテムであるタイルを取り入れています。カラースキームにフィンランドのものを使用しているとはいえ、20年経っても旧くならないタイムレスコンフォートなアレンジ。「トレンディすぎない、どの時代のものか分からないのがいいインテリアデザインだ」とヨアナ。家具や照明も新旧織り交ぜて使うことで、“多層的(レイヤー)”にできると言います。
ヨアナは、インテリアの相談を受けた場合、もとからある家具も修理するなどしてなるべく残す。そして、機能的に必要ないものは、加えないことから始めるといいます。たとえば、「南仏のような部屋にしたい」と言われたら、「南仏のような見た目」ではなく、「南仏に行くとどう感じるか」を基準にしているとのこと。アートも、地元のアーティストの作品を加えたり、今回の壁画も生け花も、日本のデザイナーに依頼しています。
なお、Artek Tokyo地下では工藤健太郎によるデザインで展示されています。
「Crafted Through Time」新作&展示
復刻「アームチェア 45」(8種)とそれに合わせて選ばれた特別仕様「アアルトテーブル 91、90A、83、82A ウォールナットステイン」
ヴィンテージモデルを彷彿させる特別モデル 「ペンダント A110 手榴弾」・「ペンダント A333 カブ」リネン&ホワイトのデュオトーン
「Crafted Thorough Time」コレクションは、10月17日(木)よりArtek Tokyo店頭とオンラインArtek Japan公式サイトで発売中。
[開催概要]
「Artek with Interior architects Joanna Laajisto & Kentaro Kudo |
Crafted through time」
期間:10/17 - 10/27 (一部展示は11月中頃まで継続)
会場:Artek Tokyo
渋谷区神宮前5-9-20
11:00-19:00 (火曜定休)
インテリアデザイン:1階 Joanna Laajisto / 地下1階 工藤健太郎
展示協力:Sempre、ELEPHANT、荒川蓮太郎、BASE GALLERY、
MA2 Gallery、フィンランド大使館
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