10年前に死んだ妻が小学生として蘇るファンタジーアニメ「妻、小学生になる。」が10月6日（日）よりTOKYO MX、ＢＳ11、サンテレビ、AT-Xにて放送開始。このたび、キャスト登壇の舞台挨拶つき先行上映会が開催され、エンディング主題歌と第1話あらすじ＆場面カットが公開されました。

舞台挨拶付き先行上映会は9月21日(土)、Ｔ・ジョイ PRINCE 品川で開催。登壇したのは、愛妻家・新島圭介役の平川大輔、死んだ妻・新島貴恵、小学生となった妻を演じた白石万理華役の悠木碧、新島家の一人娘・新島麻衣役の野村麻衣子、万理華の母・白石千嘉役を演じた小島幸子、愛川蓮司役の岩中睦樹、そして阿部記之監督。

アフレコの雰囲気について質問された平川は次のようにコメントしました。

「基本的には会話劇といいますか、人間ドラマがメインとなる作品なの

で、皆さんとの関係性が良くなったらすてきだなと思いました。今回、はじめてご一緒させていただく方も何人かいらっしゃったんですが、不思議と皆さん和気あいあいとしていて、凄くいいチームでした。アフレコ前は日常会話で盛り上がっているんですが、いざ本番となるとスッと切り替わる。その感じがとても気持ちよかった」

劇中で娘役を務める野村に対しても、「もちろん野村さんは役者さんとして活躍されている方なんですが、普通に娘だと思うようになりました（笑）」と感じたそうで、母役の悠木も「もちろんこんなに大きな子がいるわけじゃないんだけど、『頑張れ』『良かったよ』と応援していました」と笑いながら付け加えました。

一方の野村も「わたしもすごく緊張していたので、温かく迎え入れてくださって。わたしもお二人のことを親だと思っていました。ありがとうございます」と思いを語ると、平川と悠木も「うれしい」と大喜び。

妻の貴恵が、小学生の万理華の身体を借りて家族のもとに戻ってくるという設定のため、大人の貴恵の人格、万理華に乗り移った貴恵の人格など、それぞれ演じ分けなくてはならず、阿部監督もそこをどう表現するか悩んでいたそう。

「同じ人間なのですが、それぞれが違うので。それをひとりで演じられるのか、というのはけっこう悩んみました。ただやはり精神的には一緒なので、もし大人と子供を別のキャストでやるとするならば、ずっと一緒にいてくれないとその空気感が伝わらないよねと思っていました。でも結果的に悠木さんにやってもらったら、全部をはじき返してくれたんです」と、2役をこなした悠木碧を頼もしそうに述懐。

万理華の母を演じた小島も「碧ちゃんは、台本のナレーションの時でも、これはどっちですかと聞いてたもんね」と証言すると、阿部監督も「微妙な時があるんです。ナレーションも最初は僕らも子どものイメージで考えていたのですが、悠木さんの方からこれは大人ですか？と言っていただいて。そちらの方がはまったところもあった」と振り返ります。

悠木も「体は小さい子供でも、本人としてはたぶん妻のつもりだと思うので、そちらの方がナチュラルなんじゃないかなと思ったんですが…良かった」と安堵した様子でした。

「僕は1話、2話には出てきません」と会場を沸かせた岩中が、次のようにアピール。

「出ていないなりに見所を言いますと、僕はオープニングのアニメーションがめちゃくちゃ好きです。オープニングの最後当たりで圭介がワーッと走るところがあるんですが、そこに色がついていくところがすごく好きなんです。そこを実際に観ていただきたいと思います」

続いて小島が「わたしたちは一足先に全話観させていただいたんですが、岩中くんが言ったオープニングから、エンディングまででこのお話だと思っているので、それを全部含めた上でメッセージを受け取っていただけたら」と語ると、野村も「最初は麻衣と圭介がふさぎ込んだ日々から始まるのですが、そこから止まっていた家族の時間が動き出すことになります。その家族がひとつになった瞬間に注目していただけたら嬉しい

です。」とコメント。

さらに悠木が「家族のシーンはもちろん観て頂きたいんですが、それと同時に貴恵の学校のシーンを観て頂きたいです。中身がおばさんの貴恵が学校に行くんですよ。そこは面白いからぜひ観て頂きたいですね」と語ります。

最後に平川は次のようにアピールしました。

「10年前に亡くなった妻が小学生になって帰ってくるというのは、ファンタジー要素が満載だと思いますが、それ以外はどこにでもいそうな人たちが繰り広げる人間ドラマとなっています。だからひとりひとりが紡ぐセリフの重み、厚み、温度とか、そういったものを丁寧にフィルムにのせて、皆さんにお届けできているんじゃないかなと思うので、皆さん耳をそばだてて、そしてつぶさにすべてを観ていただけたらうれしいです。ですから、あえてすべてが見所だと言わせていただきたいと思います！」

そしてそんなキャスト陣を見守っていた阿部監督は次のようにコメントしました。

「皆さんがおっしゃった通りだと思います。原作を読んだ方はどんな物語か分かると思いますが、最終的にはおじさんの純愛と、家族の成長みたいな部分がド直球で投げられる作品なので。そのどんどん変わっていく部分を見落とさないように観てください」

このたびエンディング主題歌を担当するMs.OOJA は、原作について「読み終わった後、じんわり心が温かくなって、家族や大切な人達のことを考えていました」とコメント。次のように呼びかけました。

「大切な人が Hidamari という優しさの中で笑っていて欲しい」という想いを主題歌に込めたそうで、「是非2周は見て欲しいと思っていま

す。感じ方が全然違います！」

新島圭介は恋をしました。相手は取引先の会社員、古賀貴恵。貴恵をデートに誘い、告白し、結婚して、娘の麻衣が生まれます。しかし、幸せな日々は貴恵の死によって終わりに。最愛の妻を亡くし、生きる気力を失う圭介。

それから十年。妻の死から立ち直れずにいる圭介の前に、ひとりの小学生が現れます。「私は新島貴恵！あんたの妻、麻衣の母親！」彼女は貴恵の生まれ変わりだと言うのですが…？

愛する妻・貴恵を10年前に亡くした愛妻家の夫の前に、生まれ変わって10歳の小学生の姿になった妻が現れます。廃人のような生活を送っていた夫と娘が、小学生になった妻のおかげで、生きる喜びを取り戻していく心温まる家族再生の物語。2022年には堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠等の豪華キャストでテレビドラマ化もされ老若男女問わず感動の声が上がり話題となりました。

『妻、小学生になる。』は、10/6（日）TOKYO MX：22:00~、BS11：23:30~、サンテレビ：24:30~、10/8（火）AT-X：21:00~（リピート放送 毎週（木）9:00~ 毎週（月）15:00~）。

見放題配信 S-VOD

▽10 月 6 日（日） 22:00～

U-NEXT／アニメ放題

各動画配信サービスにて見逃し配信

▽10 月 6 日（日）22:30～

ABEMA プレミアム／Amazon Prime Video／DMMTV／d アニメストア／d アニメストア ニコニコ支店／d アニメストア for Prime Video／FOD／Hulu／NETFLIX／WOWOW オンデマンド／アニメ

フェスタ／ニコニコチャンネル／バンダイチャンネル

▽10 月 8 日（火）0:00～

J:COM STREAM／milplus／TELASA／スマートパスプレミアム

［作品情報］

『妻、小学生になる。』

【キャスト】新島圭介／平川大輔 新島貴恵・白石万理華／悠木碧 新島麻衣／野村麻衣子

守屋好美／岡﨑加奈 白石千嘉／小島幸子 愛川蓮司／岩中睦樹

【スタッフ】

原作：村田椰融（掲載「週刊漫画 TIMES」芳文社刊）

監督：阿部記之

シリーズ構成・脚本：平林佐和子

キャラクターデザイン：関川成人

オープニング主題歌：「アイノリユニオン」pachae（ユニバーサルシグマ）

エンディング主題歌：「Hidamari」Ms.OOJA

音響監督：三好慶一郎

音楽：山崎寛子

アニメーション制作：スタジオ サインポスト

公式 HP：tsumasho-anime.com

コピーライト：©️村田 椰融／芳文社・妻小プロジェクト