世界的ファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』が、9月20日（金）より全国公開。公開を記念し、シャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、レニー・クラヴィッツ、スティーブン・タイラーなど錚々たるスターの面々がガリアーノの魅力を存分に語り尽くす本編映像が公開されました。

映像では、90年代ファッション界が最も煌びやかでお祭り騒ぎのようだった当時のガリアーノのサクセスストーリーが、超有名セレブリティらへのインタビューによって紡がれていきます。興奮気味にガリアーノの魅力を語るスターたちが次々に映し出され、ガリアーノがいかに愛されているのか、その熱量が画面越しにも伝わる内容となっています。

シャーリーズ・セロンは「他のデザイナーとは違った。どこか変わっていて個性的だしこだわり派」と唯一無二の存在であることを話します。

ペネロペ・クルスは夫である俳優ハビエル・バルデムとの結婚をガリアーノに報告した時のことを「ジョンと（ガリアーノのパートナーである）アレクシスは即座に”ドレスは任せて”と。私からお願いする暇もなかった。愛が詰まったドレスだった。時間をかけ細部まで丁寧に見事に仕立ててくれた」と振り返ります。

レニー・クラヴィッツは「デザイナーというより芸術家」と大絶賛。スティーブン・タイラーに至っては「彼が大好きだ」とガリアーノ愛を炸裂させています。

絶頂期だった 2011年2月、ショッキングなニュースが瞬く間に全世界へと流れます。クリスチャン・ディオールのデザイナーとして活躍していたジョン・ガリアーノの逮捕。反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散、その後有罪となり、ブランドから解雇され、文字通り“すべて”を失いました。そんな事件から13年たった今、ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」と語る、ドキュメンタリー映画です。

監督は、『ブラック・セプテンバー／五輪テロの真実』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド。ガリアーノの人間性にも鋭く踏み込んでいます。そして最大のミステリー「彼の暴言の背景には何があったのか？」にも斬りこんでいきます。

年32回のショーを抱え、超人的な仕事量をこなしながら、相次ぐ大切な人の死、さらにアルコール依存症が加速。「ゆっくりと死に向かっていた」と自ら暴露する、その闇とは･･･？

『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』は、全国公開中。

［作品情報］

『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』

原題：High & Low -John Galliano

監督・プロデューサー：ケヴィン・マクドナルド （『モーリタニアン 黒塗りの記録』）

出演：ジョン・ガリアーノ ケイト・モス シドニー・トレダノ ナオミ・キャンベル ペネロペ・クルス シャーリーズ・セロン アナ・ウィンター エドワード・エニンフル ベルナール・アルノー

2023年／イギリス／英語・仏語／116 分／カラー／ビスタ／

字幕翻訳：チオキ真理

© 2023 KGB Films JG Ltd 

提供：木下グループ 

配給：キノフィルムズ 

公式 HP：jg-movie.com