順調だと思っていたのは自分だけ!『チネチッタで会いましょう』予告編

『チネチッタで会いましょう』11月22日公開

カンヌ・ヴェベチア・ベルリン3大映画祭を制し、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に8作品連続選出のナンニ・モレッティ監督最新作『チネチッタで会いましょう』が、11月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開。このたび、予告映像が公開されました。

公開された予告映像では、ベテラン映画監督ジョヴァンニが、90年余の歴史を持つヨーロッパ最大の撮影所チネチッタで新作を撮影している様子から始まります。

 

長年仕事を共にしてきたプロデューサーの妻やフランス人の出資者、出演者、スタッフなどに囲まれ「万歳!」とシャンパンで乾杯するジョヴァンニ。すべてはうまくいっているはずでした...。

 

しかし、政治的な映画を恋愛映画だと主張する主演女優を皮切りに、妻には別れを切り出され、フランス人出資者は警察に連行されてしまう始末。順調だと思っていたのは、 自分だけ!?と気づき始めたジョヴァンニが奮闘する姿が、アレサ・フランクリンの名曲「シンク」にのって描き出される。

 

ナンニ・モレッティ監督の映画への敬意と愛に溢れた作品に仕上がっていることが伝わってくる予告編になっています。

順風満帆が一転!痛い目に遭って大切な人に気づく

イタリアの映画監督ジャンニは、チネチッタ撮影所での新作撮影を目前に控えています。プロデューサーの妻が40年いつも傍にいて映画を制作してきました。頭の中は新しい映画のアイディアでいっぱいと順調だと思っていたのはジャンニだけでした!

 

女優はカサヴェテスを持ち出し演出に口出し、あろうことか政治映画をラブストーリーだと言い出す始末。若い俳優のトンチンカンな発言にはあきれ言葉を失います。娘が紹介してくれたボーイフレンドは自分ほどの年齢の男性だとのこと。あらゆることに腹がたち戸惑うばかり。

 

誰にも理解されず一人帰宅し目覚めると、妻に別れを告げられてしまいます。さらに仏のプロデューサーは詐欺師とわかり、資金が枯渇し撮影はストップ。地位も築き尊敬されていたはずなのに・・・。妻も娘も愛しているのに・・・。

 

果たして映画は完成するのか?そして、愛するものたちとの関係を修復することはできるのか?

 

まさにナンニ・モレッティ集大成とも言える『チネチッタで会いましょう』は11月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。

 

 

[作品情報]

『チネチッタで会いましょう』

原題:Il sol dell’avvenire

監督:ナンニ・モレッティ 

脚本:フランチェスカ・マルチャーノ、ナンニ・モレッティ、フェデリカ・ポントレモーリ、ヴァリア・サンテッラ 

音楽:フランコ・ピエルサンティ 

撮影:ミケーレ・ダッタナージオ 

出演:ナンニ・モレッティ、マルゲリータ・ブイ、シルヴィオ・オルランド、バルボラ・ボブローヴァ、マチュー・アマルリック

2023 年/イタリア・フランス/96 分/ヴィスタサイズ

日本語字幕:関口英子 

後援:イタリア大使館

特別協力:イタリア文化会館

配給:チャイルド・フィルム https://child-film.com/cinecitta 

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