見たら「ええっ!!」とドン引きすること請け合い!!『シビル・ウォー アメリカ最後の日』本編映像

『CIVIL WAR』10月4日日本公開

4月12日北米で公開されるやスタジオA24史上最高のオープニング記録を樹立、興行収入ランキングでも2週連続1位の話題作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が10月4日(金)公開。このたび、出身地で人を選別、処刑する本編映像が公開されました。

「どういう米国人だ?」「中米か?南米か?」・・・赤いサングラスをかけた得体の知れない男(ジェシー・プレモンス)が、リーら記者たちの出身地を1人ずつ詰問。答えていくリーたちに「米国的だ」「それが米国人だ」と、出身地だけで身勝手に目の前の人間の生死のジャッジを下していきます。

 

このおぞましいシーンは、監督がいま現実世界で起こっている「差別の縮図として描き出したそう。 

 

フロリダ出身の記者ジョエルを演じたモウラも、有無を言わさぬあまりにも威圧的なこのシーンに対して「僕がアメリカ人ではないということもあり、プレモンスが放つ驚くほどに自然な人種差別の強烈な憎悪に向き合うことは本当に大変でした」「撮影に丸一日かかったこのシーンは、過酷で体力的にも苦しかった。自分と友人の命乞いをして、人種差別的なジェシー・プレモンスの演技を見て一日が終わる頃、僕は横たわって泣いたのを覚えています。このシーンのあと30分泣き続けたのを覚えています。とても強烈でした」 と圧倒的な恐怖を抱えた撮影当時を振り返っています。

 

11月に迫った米大統領を控え、ガーランド監督は次のように説明しています。

 

「『トランプの当選は世界にとって健全なことではない』というのが私の意見。彼は非⺠主的だし、腐敗している。あのような人が世界最強国のリーダーになるのは理にかなったことではない。アメリカ国外においては、これが最も広く共有されている意見なのではないかと思う。トランプのことが大好きな人もいるのは知っているけれど、私は「それは違う」と思う」

 

この映像に映し出される得体の知れない男は、トランプを意識したキャラクターであることもガーランド監督は明かしています。

 

リー役を演じたのは、キルステン・ダンストの実の夫、ジェシー・プレモンス。ヨルゴス・ランティモスがメガホンをとる『憐みの3章』にも出演しており、第77回カンヌ国際映画祭で男優賞も受賞、注目の俳優の一人です。

 

今回本作での役柄は、もともとは別のキャストが演じるはずでしたが、急遽予定のキャストが撮影5日前に降板。困り果てたガーランド監督をみたキルステン・ダンストが速攻で夫のプレモンスに連絡を取り、この稀有なキャステイングが実現したそう。

 

劇中と同じく姉御肌を炸裂させたダンストは、「アレックス(・ガーランド監督)はラッキーでしたね。私としては、もしジェシーを使いたいならどうぞって感じで。でも夫がすばらしい俳優だと役に立ちますね」と笑顔で語っています。

分断が極度に進んだアメリカ社会の末路

映画の舞台は、連邦政府から19の州が離脱したという近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した『⻄部勢力』と『政府軍』による内戦が勃発していました。

 

戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリスト・チームはニューヨークから約1300km戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かいます・・・。

 

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は、10月4日(金)公開。

 

[作品情報]

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

原題:『CIVIL WAR』

監督/脚本:アレックス・ガーランド 

キャスト:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー 

配給:ハピネットファントム・スタジオ

2024年|アメリカ・イギリス映画|109分|PG12

公式HP:https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/

公式X:@civilwar_jp

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