4月12日北米で公開されるやスタジオA24史上最高のオープニング記録を樹立、興行収入ランキングでも2週連続1位の話題作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が10月4日(金)公開。このたび戦場で生きるジャーナリストたちの葛藤を捉えたキャラクター映像4種が公開されました。

戦場で幾度も死戦を越えてきた報道カメラマン・リー(キルステン・ダンスト)は「私たちは記録に徹する」「わからなくても問題じゃない、それが報道の仕事」と、中立であることを信念にしていました。だが同時に「戦地で生き延びて写真を撮ることで、祖国に警告していた“こんなことやめて”」「でもこうなった」と、苦しい胸のうちを打ち明けます。内戦で崩れゆくアメリカの惨状を前に強固な精神が少しずつ蝕まれていく戦場カメラマンの機微を繊細に表現しています。

役柄のための準備としてカメラを使うことに慣れようとカメラマンとチームを組み、「私には子供が2人いますので、一日中走り回る子供たちを撮っていました」「クリスマスの家族写真も撮りました」と当時を振り返ります。そして「カメラを持つことに慣れて、自然に撮影できるようになることがとても重要でした。それが劇中での私の仕事ですから」と語っています。

リーに憧れる駆け出しのカメラマン・ジェシー(ケイリー・スピーニー)は、戦場カメラマンになるという熱い思とは裏腹に、実際の現場では何もできなかった自分を悔やむ様子が捉えられています。「写真を撮ってない」「同じミスはしない」･･･打ちのめされながらも成⻑を遂げていく若手カメラマンとしての変化が切り取られています。

ジェシーに抜擢されたのは、この秋話題を呼ぶこと必至のリドリー・スコット製作『エイリアン:ロムルス』で主演を務め、ソフィア・コッポラが監督『プリシラ』でヴェネチア国際映画祭女優賞を獲得するなど、今最も注目を集める若手俳優の一人、ケイリー・スピーニー。

劇中でリーとジェシーが世代を超えた絆で結ばれていくように、実生活でも絆を深めていたというダンストとスピーニー。「スピーニーは、この映画の中で完全に変貌しました」と ダンストは彼女の演技について絶賛。本作での共演と築いた信頼関係をきっかけに、ダンストは監督で自身の友人でもあるソフィア・ コッポラにスピーニーを紹介し、その結果、スピーニーは『プリシラ』で主人公プリシラを演じることになったという逸話も。

大統領取材に意気込むロイター通信の記者ジョエル(ワグネル・モウラ)は、リーとは⻑年の記者仲間という設定。「ムチャクチャだ」「大統領をどうする?」･･･感情を露わにしながら戦場に立ち向かっていく姿が印象的で、報道パートナーであるリーとは対照的でもあります。

ワグネル・モウラは、Netflixの人気シリーズ「ナルコス」(15-16)で実在した悪名高い麻薬カルテルのボスを演じ、ゴールデングローブ賞テレビシリーズドラマ部門主演男優賞にノミネートされ演技派としても注目を浴びています。

リーの元メンターサミー(スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン)は、NYタイムズのベテラン記者という設定。あらゆる現場を生き延びてきた熟練の記者らしく、感情に飲み込まれそうなジェシーを見て、「見落とすなよ」と冷静な助言を与えつつ、「報道の力を失ったから国家は崩壊した」と社会への苦言を呈します。演じるのは『DUNE/デューン 砂の惑星』など数多の作品で存在感を示す、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンです。

映画の舞台は、連邦政府から19の州が離脱したという近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した『⻄部勢力』と『政府軍』による内戦が勃発していました。

戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリスト・チームはニューヨークから約1300km戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かいます･･･。

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は、10月4日(金)公開。

［作品情報］

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

原題：『CIVIL WAR』

監督/脚本:アレックス・ガーランド 

キャスト:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー 

配給:ハピネットファントム・スタジオ

2024年|アメリカ・イギリス映画|109分|PG12

公式HP:https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/

公式X:@civilwar_jp

(C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.