イム・シワン、ZE:Aでデビューして俳優になるまでの努力『ボストン1947』の役作り

『ボストン1947』公開中

「祖国の記録」を取り戻すため、祖国への想いを胸に命がけのレースに挑むマラソン選手たちの真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント『ボストン1947』が、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開中。本稿では、若手選手ソ・ユンボクを演じ「イカゲーム 2」にも出演する俳優イム・シワンを紹介します。

イム・シワンは、人気K-POPグループ「ZE:A」のメンバーとして2010 年にデビューすると、その甘いマスクとマルチな才能で人気に。2012 年に最高視聴率 46.1%を記録した大人気ドラマ「太陽を抱く月」で俳優デビューし、主演に抜擢されたドラマ「ミセン-未生-」では瑞々しく繊細で確かな演技力をもってドラマ初主演にして本国で“ミセンシンドローム”という社会現象が起きるほど人気を博しました。

 

アイドルデビューから俳優デビューまで、一見スター街道まっしぐらの ように見えて、その裏には惜しみない努力がありました。『ボストン1947』ではボストンマラソンで走る若手選手ソ・ユンボク役のために体脂肪率を6%まで落としたといいます。

 

イム・シワンは本国での制作報告会で「普段から運動を沢山する方ではな く、マラソンも初めてだったので、撮影の2か月くらい前からコーチの方とトレーニングを開始しました。撮影の途中もずっと運動をし続けて筋肉を育てました」と明かしています。

 

韓国の英雄で金メダリストのソン・ギジョン役を演じたハ・ジョンウは、その努力に対し「カメラが無くてもウェイトトレーニングをしていた。その過程を知っているから、マラソン大会のシーンでは本物のランナーになっていて驚いた」とイム・シワンの走りを絶賛しています。

 

映画についてイム・シワンは「生きていると挑戦する機会がなくなっていくけど、何かに挑戦しようと意欲がわく作品になっています」と熱く語っています。 

祖国の記録を取り戻すために走る

1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸きました。しかし、その2個のメダルには秘められた想いが。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンが、日本名の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのです。

 

第2次世界大戦の終結と共に、彼らの祖国は日本から解放されるも、メダルの記録は日本のまま。1947年のボストンマラソンでは、その二人がチームを組み、ただ祖国の記録を取り戻すために走ります。

 

『ボストン1947』は、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開中。

 

[作品情報]

『ボストン1947』

原 題:1947 보스톤

監督・脚本:カン・ジェギュ 

共同脚本:イ・ジョンファ 

出演:ハ・ジョンウ、イム・シワン、ペ・ソンウ、キム・サンホ、パク・ウンビン

2023年/韓 国/108 分 /スコープ/5.1ch/字幕:根本理 恵/G/

配 給:ショウ ゲー ト

1947boston.jp/

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