マランツ、最上位プリメインアンプ「MODEL 10」とSACDプレーヤー「SACD10」をリリース

MODEL 10、SACD 10、10月下旬発売

マランツから、最上位プリメインアンプ「MODEL 10」とSACDプレーヤー「SACD10」が10月下旬に発売されます。色はシャンパンゴールドとブラックで、価格はそれぞれ、MODEL 10が2,420,000円、SACD10が1,980,000円(税込)。

本モデルは、2020年の「MODEL 30」「SACD30n」に始まる全シリーズ刷新プロジェクトの最後を飾るもので、ハイエンドのステレオコンポーネントとしては2016年以来。

MODEL 10

「MODEL 10」は、最新のテクノロジーと最高グレードのパーツを駆使してまったく一から設計された一体型プリメインアンプ。

 

デュアルモノ・シンメトリカルの完全バランスClass Dアンプで、プリ部とパワー部も完全分離、電源回路も別になっています。出力は500W+500W(4Ω)。

 

アナログボリュウムでなくデジタル制御の可変ゲインアンプを使い、−13dB以下ではプリアンプ増幅を行わず、パワーアンプのみで増幅。

 

2台の「MODEL 10」を使い、LRそれぞれをモノ使いする「コンプリート・バイアンプ・ドライブ」も可能。

 

デザインもフィボナッチ関数を彷彿とさせる共通のデザインを発展させ、トップカバーに「MODEL M1」で見られたウェーブメッシュをステンレスに変えて搭載するなど洗練されています。

SACD 10

「SACD 10」は、CDプレーヤーの先駆者としての矜持もあり、ディスクプレーヤーのベンチマークとなるべく開発されたもの。いずれ去りゆくディスクプレーヤーの最終形を目指したともいえます。

 

メカには、新デザインのローダーパネルとアルミ削り出しのメカベースを追加した「SACDM-3」を搭載。

 

マランツ得意の完全自社開発のディスクリートDAC「Marantz Musical Mastering」では、PCM信号をDSDデータに変換。

 

その際、デジタルフィルター、ノイズシェーパーディザー、ディザーについてはユーザーによる設定も随時切り替えができるため、好みに合わせて音色を調整できます(「MMM-Stream」)。

 

そうしてできあがった1ビットDSDデータをFIRフィルタでアナログ変換するというシンプルな考え方なので、アナログ回路は別途追い込むことができるというわけです(「MMM-Conversion」)。

 

なお、最大 11.2MHz DSDと384 kHz / 32 bit PCMの入力に対応するUSB-DAC機能も搭載しています。