『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』9月20日公開
世界的ファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』が、9月20日(金)より全国公開。このたび、ケイト・モスのデビュー当時を映した本編映像が公開されました。
公開された本編映像では、ふたりの出会いが語られるとともに、新人モデル時代のケイトの貴重なアーカイブ映像を楽しめます。
初めてのショーに緊張していたというケイトは、「(ガリアーノに)歩き方を教わったの。“骨盤を立ててふんぞり返れ”って」と思い出を回顧しています。ステージを映画のワンシーンのように演出することで知られるガリアーノ。当時のショーも例に漏れず、“君は初体験を夢見る早熟な少女だ、やりたがってる”と独特な指示があったことをケイトは明かします。
「歩くだけで必死なのに役柄を与えられた。彼のショーには必ず物語がある。幻想の世界よ。それがファッションだわ。ジョンは友人だし、他のデザイナーとは違う。家族だと感じている」
ケイトのように事件後もガリアーノを応援する者を映す一方で、今も心の傷が絶えないという被害者にもカメラを向け、彼を取り巻くさまざまな人々の証言が浮き彫りにする作品となっています。
ガリアーノ逮捕・・・背景に何があったのか?
絶頂期だった 2011年2月、ショッキングなニュースが瞬く間に全世界へと流れます。クリスチャン・ディオールのデザイナーとして活躍していたジョン・ガリアーノの逮捕。反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散、その後有罪となり、ブランドから解雇され、文字通り“すべて”を失いました。そんな事件から13年たった今、ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」と語る、ドキュメンタリー映画です。
監督は、『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド。ガリアーノの人間性にも鋭く踏み込んでいます。そして最大のミステリー「彼の暴言の背景には何があったのか?」にも斬りこんでいきます。
年32回のショーを抱え、超人的な仕事量をこなしながら、相次ぐ大切な人の死、さらにアルコール依存症が加速。「ゆっくりと死に向かっていた」と自ら暴露する、その闇とは・・・?
『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』は、9月20日(金)より全国公開。
[作品情報]
『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』
原題:High & Low -John Galliano
監督・プロデューサー:ケヴィン・マクドナルド (『モーリタニアン 黒塗りの記録』)
出演:ジョン・ガリアーノ ケイト・モス シドニー・トレダノ ナオミ・キャンベル ペネロペ・クルス シャーリーズ・セロン アナ・ウィンター エドワード・エニンフル ベルナール・アルノー
2023年/イギリス/英語・仏語/116 分/カラー/ビスタ/
字幕翻訳:チオキ真理
© 2023 KGB Films JG Ltd
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
公式 HP:jg-movie.com
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