乙羽信子、生誕100周年!出演映画11選

「乙羽信子 生誕100年記念特集」

今年、乙羽信子は生誕100周年を迎えます。それを記念し、「乙羽信子 生誕100年記念特集」と題し、CS衛星劇場で9月に出演作が特集放送されます。DVDでも入手困難な作品が多いので必見です!

「愛妻物語」©KADOKAWA 1951 0
「愛妻物語」©KADOKAWA 1951 0

放送されるのは、乙羽の映画デビュー作「處女峰」から、遺作となった「午後の遺言状」まで、計11作品。「強虫女と弱虫男」と「かげろう」は、テレビ初放送です。

かげろう [放送日] 9月2日(月)午前8:30~他 ※テレビ初放送

「かげろう」©1969松竹株式会社
「かげろう」©1969松竹株式会社

真夏の満月の夜、瀬戸内海の島影をぬって尾道に向かう一隻の伝馬船が。舟はロープで女の裸の屍体を引っぱっていました。被害者は、バー「磯ちどり」のマダム、おとよ(乙羽)でした。

 

1969年

[監督・脚本]新藤兼人

[脚本]関功

[音楽]林光

 [出演]乙羽信子、富山真沙子、戸浦六宏、伊丹十三、吉沢健、殿山泰司、宇野重吉、小沢栄太郎

強虫女と弱虫男[放送日] 9月3日(火)午前11:30~他 ※テレビ初放送

「強虫女と弱虫男」©1968松竹株式会社
「強虫女と弱虫男」©1968松竹株式会社

舞台は九州の炭鉱町。山が潰れて善造(殿山)は失業。トーチャンが弱虫になれば、母ちゃんが強虫になる番。フミ子(乙羽)は、娘のキミ子(山岸)を連れ京都に出て「サロン平安母艦」のホステスになりました。

 

1968年

[監督・脚本]新藤兼人

[音楽]林光

 [出演]乙羽信子、山岸映子、観世栄夫、戸浦六宏、殿山泰司、毛利菊枝、浜田寅彦、川口敦子、中村芳子、若宮忠三郎

釣りバカ日誌5[放送日] 9月3日(火)深夜1:30~他

「釣りバカ日誌5」©1992松竹株式会社
「釣りバカ日誌5」©1992松竹株式会社

シリーズ第5作。前作のラストでめでたく誕生した浜崎家の長男・鯉太郎くんの冒険編とハマちゃんの左遷騒動を描きます。ハマちゃんの釣りバカを上回る親バカぶり、スーさんのお祖父ちゃんぶりも楽しめます。

 

1992年

[監督]栗山富夫

[原作・作]やまさき十三

[原作・画]北見けんいち

 [脚本]山田洋次、高橋正圀、関根俊夫

 [出演]西田敏行、石田えり、乙羽信子、神戸浩、三國連太郎

處女峰[放送日] 9月4日(水)午前8:30~他

「處女峰」©KADOKAWA 1950
「處女峰」©KADOKAWA 1950

乙羽の映画デビュー作。奔放、清純、可憐、愛の風雪にたえてそゝり立つ處女峰のごとき三姉妹の麗しくも哀しき恋愛メロドラマ。

 

1950年

[監督]木村恵吾

[原作]富田常雄

[脚本]新藤兼人

 [出演]上原謙、轟夕起子、乙羽信子、若山セツ子、清水将夫、竹河豊子、見明凡太朗、根上淳

午後の遺言状 [放送日] 9月4日(水)午前11:55~他

「午後の遺言状」©近代映画協会
「午後の遺言状」©近代映画協会

蓼科高原にベテラン女優・森本蓉子(杉村)が避暑に訪れます。蓉子は、30年もの間、別荘を管理している農婦・豊子(乙羽)の22歳になる娘・あけみ(瀬尾)を我が子のように可愛がっていましたが...。杉村春子、乙羽信子が共演し、劇場映画としては本作が2人の遺作となりました。

 

1995年

[原作・脚本・監督]新藤兼人

[音楽]林光

 [出演]杉村春子、乙羽信子、朝霧鏡子、観世栄夫、瀬尾智美、津川雅彦、倍賞美津子、永島敏行、松重豊

愛妻物語 [放送日] 9月5日(木)午前8:30~他

「愛妻物語」©KADOKAWA 1951
「愛妻物語」©KADOKAWA 1951

新藤監督が自らの下積み時代を描いた第1回監督作品。駆け出しの脚本家・沼崎敬太(宇野)は、いつかは映画監督として一人前になろうと巨匠・坂口監督 (瀧澤)のもとで厳しい修行を重ねていました。しかし、やっと成功への一歩を踏み出した時、彼を陰で支えつづけて来た糟糠の妻孝子(乙羽)が病でこの世を去ってしまい・・・。

 

1951年

[監督・脚本]新藤兼人

[音楽]木下忠司 

[出演]乙羽信子、宇野重吉、菅井一郎、瀧澤修、英百合子、香川良介、清水将夫、原聖四郎、殿山泰司

泥だらけの靑春 [放送日] 9月6日(金)午前8:30~他

「泥だらけの靑春」©1954年日活株式会社
「泥だらけの靑春」©1954年日活株式会社

加地茂樹(三國)、里村東介(山内)、春日奈々子(乙羽)らが所属する劇団は経営破綻から、座長の林(清水元)に連れられドサ廻りへと転落していきます。

 

1954年

[監督]菅井一郎

[脚本]新藤兼人

[音楽]伊福部昭

[監修]吉村公三郎 

[出演]三國連太郎、乙羽信子、高杉早苗、山内明、石黒達也、植村謙二郎、清水一郎、加東大介

母 [放送日] 9月6日(金)午後0:30~他

「母」©近代映画協会
「母」©近代映画協会

戦後の広島を舞台に、性と愛の問題を野心的に描きます。吉田民子(乙羽)は32歳。最初の夫には戦死され、二度目の夫は極道者で、彼女はたまらず8歳になる息子の利夫(頭師)を連れて飛び出します。

 

1963年

[原作・脚本・監督]新藤兼人

[音楽]林光

 [出演]乙羽信子、杉村春子、高橋幸治、加藤武、殿山泰司、頭師佳孝、加地健太郎、佐藤慶、宮口精二、小川真由美

愛と死の谷間 [放送日] 9月11日(水)午前8:30~他

「愛と死の谷間」©1954年日活株式会社
「愛と死の谷間」©1954年日活株式会社

竹内愛子(津島)は貧しさの中で育ち、働きながら医者になった苦労人。横浜の診療所に勤め、平凡な毎日を送っていました。しかしある日、ひとりの怪しげな男に尾行されていることに気付き・・・。

 

1954年

[監督]五所平之助

[原作・脚本]椎名麟三

[音楽]団伊玖磨 

[出演]津島恵子、乙羽信子、芥川比呂志、宇野重吉、伊藤雄之助、木村功、高杉早苗、安西郷子、中村 是好、殿山泰司

思えば遠くへ来たもんだ [放送日] 9月18日(水)午前8:30~他

「思えば遠くへ来たもんだ」©1980松竹株式会社
「思えば遠くへ来たもんだ」©1980松竹株式会社

九州から秋田県角館の高校へ臨時教師として赴任してきた熱血先生の落ちこぼれ生徒たちとの心のふれあいや恋愛模様を笑いとペーソスを交えて描いた青春ドラマ。

 

1980年

[監督]朝間義隆

[脚本]朝間義隆、梶浦政男

 [出演]武田鉄矢、あべ静江、熊谷真実、植木等、乙羽信子、吉田次昭、山本圭

銀心中 [放送日] 9月18日(水)午前10:15~

「銀心中」©1956年日活株式会社
「銀心中」©1956年日活株式会社

★『乙羽信子 生誕100年記念特集』詳細はこちら https://buff.ly/4dtfvKt

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