寛一郎、“優しいけど退屈な男”っぷりが絶妙!河合優実主演『ナミビアの砂漠』

『ナミビアの砂漠』9月6日公開

第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞で女性監督として最年少受賞に輝いた山中瑶子監督、主演・河合優実の映画『ナミビアの砂漠』が、9月6日公開。このたび、河合演じるカナの2人の彼氏の場面写真が公開されました。

1人目の彼氏・金子大地演じるハヤシの場面カットでは、クリエイターらしくデスクの前で制作作業をしている場面、何かを考え込むように座る姿、カップ麺を食べながらカナを見つめているカット、睨みつけるような鋭い眼差しをカナに向けているシーンが切り取られています。

 

山中監督は「金子さんは、かなり野生的に芝居をする方だと思いました。分からなくてもとりあえずやってみる。私が愚かにも“さっきの良かったから同じこともう一回やって!”と言ったとき、金子さんが全く覚えていなかったことが印象に残っていて、目が離せない存在でした。どこまでも素晴らしかったです」と金子との撮影を振り返ります。

 

さらに「河合さんとの相性もとても良かったです。二人が喧嘩するとこ

ろ、彼らが本気であればあるほど面白くて仕方なかった」と、カナとハヤシのケンカシーンでの金子の熱演を称賛しました。

一方、寛一郎演じるカナに尽くすも捨てられてしまうホンダの場面写真も印象的。

 

もたれかかるカナを抱き寄せているホンダの優しく幸せそうな笑顔もあれば、泣きそうな顔でカナを見つめているシーン、車内で無表情のカナに不安げな目線を送るカットなど、ホンダに訪れる辛い別れと幸せだった過去が閉じ込められており、カナに捨てられるまでの過程に興味をそそられる場面カットとなっています。

 

カナから“優しいけど退屈な男”として見られてしまうホンダが徐々に覗かせるダメ男っぷりを絶妙に表現する寛一郎について、山中監督は「これほど精密に芝居をする方は私にとっては初めてで、驚くばかりでした。寛一郎さんはこの物語と、ホンダという役をとても深く読み込めていて、率先してキャラクターとしての恥をかいてくれたように思う。こちらも恐ろしいほど河合さんとのバランスが絶妙で、我ながら素晴らしいキャスティング!ホンダが登場するたび嬉しくなるほど、自分が書いたキャラクターよりもっともっと実在感を持って飛び出してくれました」と称賛を惜しみません。

現代を生きる多感な21歳女子を取り巻く人間模様

21歳のカナにとって、将来のことを考えるのはあまりに退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからずにいました。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしだ。同棲している彼氏のホンダは、家賃を払ったり料理を作ったりしてカナを喜ばせようとします。しかし、自信家のクリエイター・ハヤシとの関係を深めていくうちに、カナは彼を重荷に感じ始めます・・・。

 

『ナミビアの砂漠』は9月6日公開。

 

[作品情報]

『ナミビアの砂漠』

監督・脚本:山中瑶子

出演:河合優実

金子大地 寛一郎

新谷ゆづみ 中島歩 唐田えりか

渋谷采郁 澁谷麻美 倉田萌衣 伊島空

堀部圭亮 渡辺真起子

プロデューサー:小西啓介 小川真司 山田真史 鈴木徳至

製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会

制作プロダクション:ブリッジヘッド コギトワークス

企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ

©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

公式サイト happinet-phantom.com/namibia-movie

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