ビリー・エリオット『リトル・ダンサー』がデジタルリマスターされ23年ぶりに公開決定

『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』10月4日公開

『愛を読むひと』(2002)、『めぐりあう時間たち』(2008)など上質なドラマの名手として知られるスティーヴン・ダルドリーの監督デビュー作にして不朽の感動作が、デジタルリマスター版『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』として10月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開決定。このたび、ティザービジュアルが公開されました。

公開されたティザービジュアルでは、主人公のビリーが軽やかに宙を舞うシーンを切り取ったもの。

 

バレエとの出会いに心躍らせ「ロンドンのロイヤル・バレエ団で踊ること!」という夢に向かい邁進するビリーの強さを感じさせるものとなっています。

 

2000年9月29日に本国イギリスで公開された本作は、500万ドルという低予算にも関わらず世界の映画祭で高い評価を受け、1億ドル超えの大ヒット。日本でも2001年1月27日に公開されました。

 

その魅力は、11才の少年ビリーが偏見にめげず環境に負けず、夢を実現する姿。勇気や情熱の大切さを伝えてくれる本作は、23年の時を経てなお多くの人の胸を打つはずです。

 

本作で映画監督デビューを果たしたスティーヴン・ダルドリーは、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2011)、『愛を読むひと』(2002)、『めぐりあう時間たち』(2008)など、上質なドラマの名手として知られる名匠。舞台演出家出身ならではの大胆な演出方法で、第1作目にして早くもアカデミー賞監督賞候補に名を連ね、本作から3作続けてアカデミー賞の監督賞・作品賞候補となる快挙。

 

バレエ・ダンサーを夢見る主人公のビリーを演じたのは、『ロケットマン』(2019)や『異人たち』 (2024)など、今なお数多くの作品に出演し続ける実力派俳優ジェイミー・ベル。当時13歳だったジェイミー・ベルは、2000人超の中からオーディションで選ばれました。

 

ビリーにとって踊ることは自分を表現する手段。軽やかな動きでなく、力強く激しく「これが僕のバレエなんだ」と訴えるダンスシーンの数々は圧巻。父親にバレエを反対された怒りをダンスにぶつけるシーン、町中を踊りまわるシーンなど、新人ながら、様々な感情をダンスに乗せて披露し、カンヌ国際映画祭監督週間クロージングで上映されるや無名の少年が一夜にしてスターにと大絶賛されました。

 

共演には『ハリー・ポッター』シリーズのモリー・ウィーズリーなどで知られるベテラン俳優・ジュリー・ウォルターズ。ビリーにバレエの楽しさを教えてくれるウィルキンソン先生を熱演し、第73回アカデミー賞助演女優賞にノミネートを果たしました。

 

さらに『マーベルズ』のゲイリー・ルイスがビリーの父を演じ、世界的バレエ・ダンサーのアダム・クーパーが特別出演しているのも見逃せません。

 

音楽は、70年代に一世を風靡したグラムロックのT・レックスによる名曲の数々と、ザ・クラッシュやザ・ジャムの人気楽曲などが使用され、ビリーの感情に寄り添うように鳴り響くのも本作の魅力といえます。

 

『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』は、10月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。

 

[作品情報]

『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』

監督:スティーヴン・ダルドリー 

脚本:リー・ホール 

製作:グレッグ・ブレンマン、ジョン・フィン 

撮影:ブライアン・トゥファーノ 

編集:ジョン・ウィルソン 

音楽:スティーヴン・ウォーベック 

振付:ピーター・ダーリング キャスト:ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・ドレイヴン、ジーン・ヘイウッド、スチュアート・ウェルズ、アダム・クーパー 

2000年/イギリス/111分/カラー/ビスタ/5.1ch/字幕:戸田奈津子 

配給:シンカ G 映倫番号(S-3733) 

公式サイト:https://synca.jp/littledancer2024/ 

公式 X&IG @SYNCACreations #リトル・ダンサー

© 2000 Tiger Aspect Pictures (Billy Boy) Ltd.