大八木弘明、「陸上を始めた原点を思い出しました」『ボストン1947』

『ボストン1947』8月30日公開

「祖国の記録」を取り戻すため、祖国への想いを胸に命がけのレースに挑むマラソン選手たちの真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント『ボストン1947』が8月30日、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開が決定。このたび、著名人のコメントが公開されました。

マラソンの有森裕子は次のようにコメントしています。

 

「本来スポーツが持つ「平和を願い、不屈の精神をもち、熱意と共にあきらめないことの大切さ」が、 国家間の悲しく難しい歴史があった時代とは言え、これだけ翻弄され「変えがたいであろう人々や社会の価値観」 を、時代の中で突き動かし変えてきたその凄さを、感動と共に感じました。そしてスポーツが、このような歴史を踏まえて、世界中の平和を願う人間社会に成せる意義あるものとして、いつの時代でも「大切なもの」として、人々が生きようとする力や、社会が繁栄しようとする力に寄与できるものを生み出せるようなものであればと願わずにはいられませんでした。 私は元マラソンランナーで日本人ですが、この歴史を知ることができてほんとによかったです」

 

お笑い芸人・猫ひろしは次のようにコメントしています。

 

「一つの情熱と「走り」が人を動かし、国家を動かし、歴史を動かした。僕ももっと猫まっしぐらに走ろう! この映画を見て走る事が好きな人がもっと増えたらいいなと思いました」

 

大八木弘明(駒澤大学陸上競技部総監督/Ggoat project 代表) は次のようにコメントしています。

 

「誰かの為、祖国の為、その何かを見つけた時、人は変われる、真の強さを発揮できると思いました。陸上を始めた原点を思い出しました」

 

プロランニングコーチの金哲彦は次のようにコメントしています。

 

「試写を観ながら何度も泣き、走り続けた人生が走馬灯のように蘇った。マラソンランナーの孤独、頑固さ、意地、不屈がいつの時代も人々の心を動かしてきた。史実をリアルな映像と演技で表現した必見の韓国映画である」

 

孫銀卿(ソン・ギジョン令孫)は次のようにコメントしています。

 

「当時どんな思いで走ったのか、どんな思いで走るのをやめたのか、生前の祖父に聞いてみたいことがたくさんありました。でも、孫(まご)の私に祖父が本心を話すことはありませんでした。映画を観て、初めて知る祖父の一面もあり、彼の心の中を少し覗くことができたように思います」

祖国の記録を取り戻すために走る

1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸きました。しかし、その2個のメダルには秘められた想いが。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンが、日本名の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのです。

 

第2次世界大戦の終結と共に、彼らの祖国は日本から解放されるも、メダルの記録は日本のまま。1947年のボストンマラソンでは、その二人がチームを組み、ただ祖国の記録を取り戻すために走ります。

 

『ボストン1947』は、2024年夏、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。

 

[作品情報]

『ボストン1947』

原 題:1947 보스톤

監督・脚本:カン・ジェギュ 

共同脚本:イ・ジョンファ 

出演:ハ・ジョンウ、イム・シワン、ペ・ソンウ、キム・サンホ、パク・ウンビン

2023年/韓 国/108 分 /スコープ/5.1ch/字幕:根本理 恵/G/

配 給:ショウ ゲー ト

1947boston.jp/

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