ブラック・サバスやカンフーに熱狂する青年『エストニアの聖なるカンフーマスター』予告編

『エストニアの聖なるカンフーマスター』10月4日公開

エストニアのギレルモ・デル・トロと呼ばれるライナル・サルネット監督のカンフーでメタルな奇想天外ムービー『The Invisible Fight』(英題)が、邦題を『エストニアの聖なるカンフーマスター』として10月4日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国公開決定。このたび予告編とポスタービジュアルが公開されました。

公開された予告編では、冒頭から主人公ラファエルが謎の修道士たちと出逢ったことで「最強のカンフー を極めたい」と弟子入りを申し出ます。

 

ブルース・リー『燃えよドラゴン』のポスターが貼られた部屋でヌンチャクを振り回すラファエルと、突如現れた破天荒すぎる彼を見て「神の使いかも」と期待する修道士たち。

 

そこで流れる激しいロックとともに舞踏のごとく華麗に戦う達人たちが登場。いったい何が起こっているのでしょうか!?

 

そして「合わない人には合わないが、好きな人は 100 回観るだろう」という殺し文句に続き、何者かと対峙する主人公が登場。そこに「お前のカンフーを解き放て」というセリフが重なる。彼の前に立ちはだかるのは一体何なのかー!? 

 

公開されたポスタービジュアルでは、「この道(カンフー)で、生きていく」という主人公の強い意志を表すコピーとともに、修道士姿の主人公が宙を舞いキックを繰り出す瞬間を捉えています。

 

その姿を見つめる修道士仲間と、さらに周りには、革ジャン・サングラス姿の謎の男たちも飛び交うようにコラージュされています。

 

メタルの音楽を聞くプレーヤーやカラフルなイラストの数々、古めかしい車等も配置され、カオスながらもポップな仕上がりとなっています。

ポップカルチャーが禁止された世界で「自分らしく生きる」若者

本作品は、ポップカルチャーが禁じられたソ連占領下のエストニアで、カンフーと伝説的ロックバンド”ブラック・サバス”の音楽に熱狂する主人公が、周囲を巻き込みながらカンフー修行の道を突き進む物語。

 

国境警備の任に就く青年ラファエルの前に、3人のカンフーの達人が現れます。革ジャンに身を包み、ラジカセでメタルを鳴らしながら宙を舞う彼らの前に、警備隊は壊滅状態に。奇跡的生還を果たしたラファエルは、その日以降、ブラック・サバスの音楽やカンフーに熱狂するも、見様見真似のカンフーでは、気になった女性一人も射止めることができません。

 

空回りの冴えない日々を送るラファエルは、ある時偶然通りかかった山奥の修道院で衝撃の出逢いを果たします。それは、見たことのないカンフーを扱う僧侶たち。即座に弟子入りを志願するラファエルですが・・・。

 

自分らしく生きるとは?悩みを抱え日々を生きる現代人を揺さぶる普遍的テーマを描いた『エストニアの聖なるカンフーマスター』は、10月4日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国公開。

 

 

[作品情報]

『エストニアの聖なるカンフーマスター』

原題:NAHTAMATU VOITLUS/英題:THE INVISIBLE FIGHT

監督・脚本:ライナル・サルネット『ノベンバー』 

製作:キッサ・カトリン『ノベンバー』

撮影:マート・タニエル『ノベンバー』

振付:サーシャ・ペペリャノフ

音楽:日野浩志郎 出演:ウルセル・ティルク、エステル・クントゥ、カレル・ポガ、インドレク・サムル

2023 年/エストニア・フィンランド・ラトビア・ギリシャ・日本ほか/エストニア語/115 分/シネマスコープ/5.1ch

日本語字幕:横井和子/字幕監修:小森宏美

提供:フラッグ

配給:フラッグ・鈴正

宣伝:ポニーキャニオン

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