『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』公開中
ユアン・マクレガーと実娘クララ・マクレガーのW主演作『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』が、7月5日(金)より新宿ピカデリーほかで公開中。このたび、メイキングスチールとエマ・ウェステンバーグ監督のメッセージ映像が公開されました。
公開されたメイキングスチールでも目を惹くのは、マクレガー家の仲睦まじい3ショット。主演ユアン・マクレガーと長女クララ・マクレガーが抱き抱えるのは、次女エスター・ローズ・マクレガー。奇抜なファッションとヘアスタイルでカメオ出演しています。
エスターは、俳優・モデル・歌手として活躍するユアン・マクレガーと前妻イヴ・マヴラキスの間の次女で、父ユアン主演のドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』にもカメオ出演しました。
他にも、ユアンやクララの自然な表情を捉えたショットがお披露目。
また、監督・製作総指揮を務めたオランダのエマ・ウェステンバーグ監督から日本の観客へ向けた特別メッセージでは、「家族を描いた、誰でも物語に参加できるような映画です!」と呼びかけます。
「本作が日本の映画館で公開されることに、とても興奮しています!家族を描いた、誰でも物語に参加できるような映画です」と笑顔で語りかけるウェステンバーグ監督は、アメリカ・カリフォルニア州出身。
本作が長編監督デビューとなった彼女のキャリアは華々しく、アムステルダムの美術大学ヘリット・リートフェルト・アカデミーとニューヨーク・マンハッタンにある難関校で著名人を多く輩出している芸術大学クーパー・ユニオンの両方を卒業し、ドラマ、MV、有名ブランドのコマーシャルの監督を多く手掛けています。ジャネール・モネイの「PYNK」のMVでは、グラミー賞最優秀監督賞にノミネートされました。
本作のオファーを受けた際の心境をウェステンバーグは次のように語っています。
「本作の脚本をもらった時は、すでにユアンとクララが参加することが決まっていたので興奮しました。私は皆さんがそうであるように、ユアンの大ファンです。『ビッグ・フィッシュ』(ティム・バートン監督)や『ムーラン・ルージュ』(バズ・ラーマン監督)などを観て育ってきましたし、史 上最も好きな俳優の1人です。また製作にキラー・フィルムズ(トッド・ヘインズら有名監督作を多く手がけるNYの映画スタジオ) が参加していることも魅力的でした。なにより脚本を読み終えた時、自分と通じるものがあって、自分だったらこの物語は語れるという確信がありました」
ウェステンバーグをはじめ、脚本はクララ・マクレガーを含めた女性3人で執筆、主要スタッフは若手の女性チームで形成されていることも特徴。そのことについてウェステンバーグは次のように語ります。
「トータルのスタッフは50/50の男女比だったのですが、各部署のヘッドは確かに全員女性でした。これは素敵な体験だったと思います。ただ私は、年齢的にもジェンダー的にも色んな方に参加して欲しいといつも思っています。やはり同じような環境・時代に育ったり同じような立場ですと、見方に偏りが出てきます。だからこそ、多様なものをもたらしてもらえるよう、色んな方にいつも参加して欲しいという意識で、スタッフィングしています。違いがある人たちと制作をするとなると、自ずとコミュニケーションをしっかり取らなければいけなくなります。物の見方などが違うので、より物語の中で共通していることが見えてきます。その過程がすごく面白いと思っているので意識しています」
ユアンとクララの実際の親子が親子役を演じていることについて、ウェステンバーグは当初、このことがもしも2人を控えめにもしくは過剰にさせてしまったらと懸念したそう。
「クララのことは元々知っていたし、役のキャラクターについても彼女と話し込んでいました。初期段階でユアンにお会いした時も、2人は密にコラボするプロフェッショナルなのでそういった心配はすぐに消えました。むしろ現場では実際の親子だからこそ、より重層的になったような気がします。なので、実際の親子であることはとにかくプラスに働いていたと思います。車内のシーンが多い作品だったので、テイクの間リセットする時に2人は車内で待機することが多かったのですが、ユーモア溢れる2人なのでよくふざけあっていました。すごく素敵だなと思って眺めていました。そして撮影中には、2人の間の愛情をものすごく感じることができたのと同時に、1人のプロデューサーとして作品を作り上げている娘、さらに役者として主演も務めている彼女を支援しているユアンの姿から、誇らしさを感じ取ることもできて、それも素敵だなと強く感じています」
娘は自分を捨てた父を許せるか
何年も疎遠だった娘のある出来事をきっかけに、父は彼女をニューメキシコ州に向かう旅に連れ出します。関係を修復したくても、どうすれば二人の溝を埋められるか分からない。娘は父との美しい過去を思い出しながらも、自分を捨てた父を許すことができず反発を繰り返します。旅の目的地が近づいてきた時、二人はお互いが抱える問題と向き合うことになります。
『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』は、7月5日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開中。
[作品情報]
『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』
原題:Bleeding Love
監督:エマ・ウェステンバーグ
脚本:ルビー・キャスター、クララ・マクレガー、ヴェラ・バルダー
出演:ユアン・マクレガー、クララ・マクレガー
配給・宣伝:ロングライド
2023 年/アメリカ/英語/102 分/シネマスコープ/5.1ch/カラー/日本語字幕:岩辺いずみ
https://longride.jp/bleedinglove/
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