「なんでもないシーンが記憶に残っていく」『お母さんが一緒』インタビュー&メイキング映像

『お母さんが一緒』7月12日公開

橋口亮輔監督が、江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)をキャストにむかえたホームドラマ『お母さんが一緒』が、7月12日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて劇場公開。このたび、橋口監督と江口のインタビューとメイキング映像が公開されました。

『ぐるりのこと。』(2008)以来、16年ぶりに橋口監督作への出演となった江口。本作に出演したことで、橋口監督から「一つの役をやるときの手順を改めて教えてもらった感じがする。このタイミングで橋口さんと一緒に仕事できたことは、本当に自分にとって大きくて嬉しかったです」と振り返ります。

 

橋口監督は、自軽トラに乗ってきたタカヒロと(三女)清美がじゃれあう、一見意味が無いようなシーンが一番のお気に入りだと語ります。

 

「⻘山君がピピッてやるでしょ?カーロックですかね?ピピッってやって『何それ』『必殺技』ってもう一回ってピピッてやるでしょ。ああいうシーンこそが作品の命だと、僕は思っている」

 

同様のシーンとして、江口が自身の手のひらのシワを見つめるシーンを挙げます。

 

「ああいうなんでもないところが、記憶に残っていくんですよ。それが作品の命だっていうふうに、僕は思っているので、そういう所が良く撮れたというのは。すごく良かったなと思っています」

「母親みたいな人生を送りたくない」三姉妹

親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。長女・弥生は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨み、そんな二人を冷めた目で観察する三女・清美

 

・・・・・・そんな三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」。温泉宿の一室で爆発する三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、お互いをブラックユーモア満載に罵倒する修羅場へと発展。

 

そこに三女がサプライズで用意していた彼氏・タカヒロが現れ、物語は思わぬ方向へと向かいます。

 

『お母さんが一緒』は、7月12日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて劇場公開。

 

[作品情報]

『お母さんが一緒』

原作・脚本:ペヤンヌマキ 

監督・脚色:橋口亮輔(『ぐるりのこと。』『恋人たち』)

出演:江口のりこ 内田慈 古川琴音 ⻘山フォール勝ち(ネルソンズ)

配給:クロックワークス 

製作:松竹ブロードキャスティング 

上映時間:106 分 

©2024 松竹ブロードキャスティング 

公式 HP:www.okaasan-movie.com 

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映倫区分:G