艦長のひと言に歓喜!実話を元にした潜水艦映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』本編映像

『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』7月5日公開

第二次大戦下に、イタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが沈めた敵国船の乗組員を救助した実話を基にした『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』が7月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開。このたび、本編映像が公開されました。

公開された本予告映像は、艦長の一声がきっかけで緊迫した艦内にひと時の幸せな時間をもたらす瞬間を捉えたもの。

 

常に敵艦の襲撃に警戒しながら、荒れ狂う海の中を進み続ける潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号の艦内は、常に緊張感が張りつめ、気を休められる時間はほとんどナシ。戦時中だから当たり前と言えば当たり前なのだが、船員や艦長にとってもそれは、過酷な状況にほかならなりません。

 

そんな中、サルヴァトーレ・トーダロ艦長が「料理はニョッキを」と告げるところから始まり、ニョッキの登場に「最高だ!」「パスタだ!パスタだぞ!」と喜びの声が上がり、本当においしそうにニョッキを頬張り幸せそうな船員たちの姿に思わず笑みがこぼれます。

 

このシーンは海軍のみならず、全軍で食を重視していたと言われるイタリア軍を表現した場面となっています。こういった小さなことから艦長と船員たちが築いた関係性があるからこそ、船員たちの命を預かることになる苦渋の決断をした艦長にみなが付いていくのかもしれません。

潜水艦コマンダンテ・カッペリーニの艦長サルヴァトーレ・トーダロの決断

1940年10月、イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、イギリス軍への物資供給を断つため、地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋に向かっていました。その作戦行動中、船籍不明の貨物船に遭遇。艦砲を装備し、戦争地帯で灯火管制をしての航行であったためこれを撃沈すると、それは中立国であるはずのベルギー船籍の自衛武装を備えた貨物船カバロ号でした。

 

“イタリア海軍一無謀な少佐”サルヴァトーレ・トーダロ艦長は「我々は敵船を容赦なく沈めるも、人間は助けよう」と、その乗組員たちを救助し最寄りの安全な港まで運んでいく決断を下します。しかし、狭い潜水艦の艦内に彼らを収容するスペースはないうえ、潜航するのをあきらめ自らを危険にさらすのを覚悟のうえで、無防備状態のままイギリス軍の支配海域を航行することに他なりませんでした。

 

なお、本艦をモチーフにしたスペシャルテレビドラマが二宮和也主演で制作され、「潜水艦カッペリーニ号の冒険」として、2022年正月に放映されて話題となりました。

 

『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』は、7月5日(金)より、TOHO シネズ日比谷ほか全国公開。

 

[作品情報]

『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』

原題:Comandante

監督:エドアルド・デ・アンジェリス 脚本:サンドロ・ヴェロネージ、エドアルド・デ・アンジェリス

出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ、パオロ・ボナチェリ、シルヴィア・ダ

ミーコ

撮影:フェラン・パレデス・ルビオ 

音楽:ロバート・デル・ナジャ(3D)

2023/イタリア・ベルギー/イタリア語・オランダ語・英語/シネマスコープ/121 分

配給:彩プロ

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