「発言自体がその人自身を映し出す」『プリンス ビューティフル・ストレンジ』

『プリンス ビューティフル・ストレンジ』公開中

孤高の天才“プリンス”の真実に迫るドキュメンタリー『プリンス ビューティフル・ストレンジ』がプリンスの誕生日6月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー中。本稿では、彼の名言を紹介します。

1958年6月7日、ミネアポリスで誕生したプリンスは、1978年のデビュー以来、35年以上に亘り唯一無二の存在であり続けました。以下のように、まさに神や仏かと思われるような名言の数々を残しています。

 

「この世界に生まれて『世の中と合わないな』って感じたら、キミは新しい何かを創造するために生まれたってことなんだ」

 

「誰かが、キミの存在を悪く言うときはいつも、『羨ましい』か、『怖れている』のどちらかだ。キミは、そいつらが欲しいものを手にしてるってことさ」

 

「僕についてどんなことを言われようが、本当に気にしないんだ。なぜならば、何を言うかは、それを言ってる人自身を反映するものだから」

 

「真実は、キミをやる気にさせるか、落ち込ませるかのどちらかだ」

 

「やりたいことができない自分は、本当の自分ではないんだよ。人は夢見ることをやめた時に、奴隷に成り下がるんだ」

 

「1日、1日が神からの恵みだ。だから僕は、毎日を新しいスタートと考えている。すると全てが美しく感じられるんだ」

 

「ネガティヴな人たちはいつも、何かにつけてネガティヴな発言をするものだ。そんな気まぐれな意見に煩わされてはいけないよ」

 

※プリンス名言 WordsOfPrince(@Princewords1999)より引用

プリンスを敬愛するミュージシャンらの貴重なエピソード多数

2016年4月21日、57歳の若さで急死した天才アーティスト・プリンス。1978年に『For You』でデビューし、84年には自伝的映画『パープル・レイン』と同サントラがメガヒット。公式発売されたアルバムのトータルセールスは1億5千万枚で、12枚のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞。2004年にはロックの殿堂入りを果たしました。

 

アメリカ・ミネアポリスで誕生したプリンス(本名:プリンス・ロジャーズ・ネルソン)は、住民の99%が白人という環境下で多感な青春時代を過ごしました。公民権運動の渦中、ジェームス・ブラウン等の黒人ミュージシャンも訪れた地元のブラックコミュニティ“ザ・ウェイ”での音楽的な原体験、恩師や家族が語る幼少期のエピソードは、興味深いものばかり。チャカ・カーン、チャックD、ビリー・ギボンズなど、プリンスを敬愛するミュージシャンの貴重なエピソードも多数収録。孤高の天才が如何にして誕生したのか、そして突然の悲劇までプリンスを愛する全てのファンに贈る傑作ドキュメンタリーです。

 

『プリンス ビューティフル・ストレンジ』は、6月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー。

 

[作品情報]

『プリンス ビューティフル・ストレンジ』

原題:Mr. Nelson On The North Side

出演:プリンス、チャカ・カーン、チャックD、ビリー・ギボンズ他

監督:ダニエル・ドール/ 2021年/カナダ/英語/68分/16:9フル/ステレオ 提供:キュリオスコープ、ニューセレクト 

配給:アルバトロス・フィルム

公式 HP:https://prince-movie.com

©PRINCE TRIBUTE PRODUCTIONS INC.