「カンヌ国際映画祭」受賞作特集
世界三大映画祭の一つ「カンヌ国際映画祭」が、5月14日(火)〜5月25日(土)に開催されます。それに合わせ、過去の受賞作品の中から名作11作品が、5月13日(月)〜16日(木)、5月20日(月)〜24日(金)に、CSザ・シネマで特集放送されます。
『地獄の黙示録【4Kレストア版】』 TV初放送 ★第32回(1979年)パルムドール、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞 5月21日ほか放送
[PG12]コッポラ監督のベトナム戦争映画の最高傑作で、カンヌ国際映画祭では最高賞パルムドールを受賞。フランシス・フォード・コッポラ監督がベトナム戦争を舞台にその暴力性と狂気を描いた、映画史に残る戦争映画の金字塔。オリジナル劇場公開版の4Kレストア版。
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーティン・シーン、マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、デニス・ホッパーほか
『恐怖の報酬(1953)【4Kレストア版】』 ★第6回(1953年)グランプリ 5月16日(木)ほか放送
大量のニトログリセリンを車で運ぶ危険な道中。カンヌ映画祭グランプリ受賞の傑作サスペンス。仕事にあぶれた移民たちが少しの揺れでも爆発するニトログリセリンを運ぶ危険な任務を、ただならぬ緊 張感で描き出す。カンヌ国際映画祭グランプリと男優賞(シャルル・ヴァネル)、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー ジョエル・コーエン
出演:イヴ・モンタン、シャルル・ヴァネル、ペーター・ヴァン・アイク、フォルコ・ルリほか
『タクシードライバー』 ★第29回(1976年)パルムドール 5月20日ほか放送
[PG12]汚れた大都会、社会への怒りをためこむ孤独な男... スコセッシ×デ・ニーロによる社会派衝撃作。スコセッシ×デ・ニーロの名コンビによる社会派衝撃作。ロバート・デ・ニーロのキレた演技が白眉だが、弱冠14歳の娼婦役ジョディ・フォスターの熱演も見逃せません。
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ピーター・ボイル、ジョディ・フォスターほか
『フィツカラルド』 ★第35回(1982年)監督賞:ヴェルナー・ヘルツォーク 5月13日(月)ほか放送
映画を超えたドキュメント! オペラに魅せられた男の狂気をヴェルナー・ヘルツォーク監督が映し出します。南米の奥地にオペラハウスを建設しようとする男のロマンと狂気を、巨大船の山越えシーンで実際に船を 運ぶなどヴェルナー・ヘルツォーク監督が狂気的なロケ撮影で描き出します。
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クラウス・キンスキー、クラウディア・カルディナーレ、ホセ・レーゴイ、パウル・ヒットシェルほか
『ヴォイツェク』 ★第32回(1979年)助演女優賞:エヴァ・マッテス 5月13日ほか放送
[PG12相当]嫉妬が高まり狂気へ... ヘルツォーク&クラウス・キンスキーコンビが19世紀の戯曲を映画化。夭折した天才劇作家ビューヒナーの実話を基にした未完の戯曲を、ヴェルナー・ヘルツォーク監督が盟友クラウス・キンスキーと組んで映画化。主人公の愛人役エヴァ・マッテスがカンヌ国際映画祭助演女優賞を受賞しています。
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クラウス・キンスキー、エヴァ・マッテス、ヴォルフガング・ライヒマン、ヴィリー・ゼンメルロッゲほか
『炎のランナー』★第34回(1981年)助演男優賞:イアン・ホルム 5月14日ほか放送
2人の陸上選手が人種の壁を越えて友情を育み、五輪の大舞台へ。アカデミー賞4部門に輝いた名作ドラマ。実在の陸上選手をモデルに、人種の壁を越えて友情を育む青年2人を描く感動作。ヴァンゲリスの爽快なテーマ曲も印象的。アカデミー作品賞・脚本賞・作曲賞・衣裳デザイン賞やカンヌ国際映画祭助 演男優賞などを受賞しています。
監督:ヒュー・ハドソン
出演:ベン・クロス、イアン・チャールソン、イアン・ホルジム、ナョイエジェル・ヘ・イコヴァースエほか
『ハワーズ・エンド 【4Kレストア版】』 ★第45回(1992年)45回記念賞 5月15日(水)ほか放送
人は階級を超えて愛し合えるのか?『眺めのいい部屋』『モーリス』の監督&原作者が贈る文芸ドラマ。E・M・フォスターの小説をジェームズ・アイヴォリー監督が3度目の映画化。階級の異なる家族が交わし合う人間模様を情感豊かに綴ります。アカデミー主演女優賞(エマ・トンプソン)、脚色賞、美術賞を受賞。
監督:ジェームズ・アイヴォリー
出演:アンソニー・ホプキンス、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ヘレナ・ボナム=カーター、エマ・トンプソンほか
『ボルベール <帰郷>』 ★第59回(2006年)脚本賞:ペドロ・アルモドバル 、女優賞:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ、ヨハナ・コボ、チュ・ランプレヴ(6名) 5月22日ほか放送
悲しい秘密を抱えながらたくましく生きる3世代の女たち。鬼才ペドロ・アルモドバルが描く女性賛歌。ペドロ・アルモドバル監督の“女性賛歌3部作”最終章。娘に注ぐ母性と母に寄せる複雑な愛情を強く繊細に体現したペネロペ・クルスら、3世代の出演女優6人がカンヌ国際映画祭女優賞を獲得したほか、脚本賞も受賞しています。
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ、ヨハナ・コボ、チュ・ ランプレヴほか
『ドライヴ』 ★第64回(2011年)監督賞:ニコラス・ウィンディング・レフン 5月23日ほか放送
[R15+]謎多き凄腕天才ドライバーをライアン・ゴズリングが好演!寡黙な男を描くクライム・サスペンス。天才的な運転技術を誇る寡黙なドライバーを『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングが好演。洗練された 静かなシーンの合間に壮絶なバイオレンスシーン、緩急の利いた演出に息を呑みます。カンヌ国際映画祭監督賞受賞。
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、アルバート・ブルックスほか
『ビューティフル・デイ』 ★第70回(2017年)脚本賞:リン・ラムジー 5月24日ほか放送
[PG12]狂気を抱えた元軍人の苦悩と孤独が刺さる!男優賞:ホアキン・フェニックス ホアキン・フェニックスの熱演に言葉を失う衝撃作。 『少年は残酷な弓を射る』のリン・ラムジー監督が同名小説を映画化。心に傷を抱える元軍人の苦悩と孤独を、息詰まる緊張感を漂わせダークに映し出します。カンヌ国際映画祭男優賞(ホアキン・フェニックス)と 脚本賞を受賞。
監督:リン・ラムジー
出演:ホアキン・フェニックス、エカテリーナ・サムソノフ、ジュディス・ロバーツ、ジョン・ドーマンほか
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