『ナミビアの砂漠』予告編
山中瑶子監督、主演・河合優実の映画『ナミビアの砂漠』が、5月14日より開催される第77回カンヌ国際映画祭・監督週間に正式出品されます。このたび、カンヌ版予告編とポスター、並びに追加キャストが公開されました。
カンヌ版予告編からは、疾走するカナ、弾けんばかりの笑顔、怒り、虚無といった、カナの爆発寸前のエネルギーをみずみずしく魅力的に演じる河合優実の真骨頂ともいうべき姿が見て取れます。
カンヌ版ポスターは、ピンクの背景に、河合演じる主人公カナの後ろ姿が。ここはどこなのか、彼女は笑っているのか、泣いているのか・・・想像を掻き立てるビジュアルになっています。
河合優実が出演を熱望
19歳で撮影、初監督した『あみこ』(2017)がPFFアワードで観客賞を受賞、その後第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待され、香港国際映画祭やカナダのファンタジア国際映画祭など各国の映画祭で評判となり話題をさらい、坂本龍一もその才能に惚れ込むなど、その名を世に知らしめた山中瑶子。
あれから7年、山中監督の本格的な長編第一作となる本作の主役に抜擢されたのは、2021年公開『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』で数々の映画賞の新人賞を総なめにし、最近ではテレビドラマ「不適切にもほどがある!」でお茶の間でも話題沸騰となった河合優実。公開当時学生だった彼女は『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督
に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったといい、その思いが主演起用で叶えられました。
『サマーフィルムにのって』に続き金子大地と共演
追加キャストも明らかに。
カナと徐々に関係を深めていく自信家のクリエイター、ハヤシを演じるのは、ドラマ「おっさんずラブ」(18)で注目を集め、ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」(19)で初主演、その後も映画『サマーフィルムにのって』(21)、NHK 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)、『52 ヘルツのクジラたち』(24)など、引っ張りだこの金子大地。
カナと同棲し、身の回りの世話をやく恋人・ホンダを演じるのは、2017 年に俳優デビューを果たし、同年『ナミヤ雑貨店の軌跡』で第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞、翌年『菊とギロチン』では第92回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞他獲得し、ドラマ、映画ともに活躍する寛一郎。
そのほか、カナを取り巻く面々として、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(23)の新谷ゆづみ、ドラマ「不適切にもほどがある!」他、様々な映画、テレビで活躍する中島歩、日韓両国で活躍する唐田えりか、『悪は存在しない』(24)の渋谷采郁らが出演、それぞれ印象深いキャラクターを演じています。
なお、金子大地、寛一郎も、山中瑶子監督、河合優実と共に、カンヌ国際映画祭に出席予定です。
公開は2024年予定とのことで、続報を待ちましょう。
[作品情報]
監督・脚本:山中瑶子
出演:河合優実
金子大地 寛一郎
新谷ゆづみ 中島歩 唐田えりか
渋谷采郁 澁谷麻美 倉田萌衣 伊島空
堀部圭亮 渡辺真起子
プロデューサー:小西啓介 小川真司 山田真史 鈴木徳至
製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会
制作プロダクション:ブリッジヘッド コギトワークス
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
公式サイト happinet-phantom.com/namibia-movie
公式 X @namibia_movie
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