『夢見びと』4月13日公開
インディーズ邦画では異例の30映画祭10部門受賞22ノミネートのミュージカルドラマ『夢見びと』が、4月13日(土)より池袋シネマ・ロサほかで公開。このたび、2人の主人公がリアルな“偽装夫婦”を演じるために密談する本編映像が公開されました。
公開された本編映像は、マサ(川口高志)とカナコ(森川由樹)が、とある飲食店でテーブルをはさんで向き合う場面が映し出されています。
マサは独身ですが、危篤の実父を安心させようと、レンタルファミリーで偽物の“妻”を雇うことに。こうして雇われたのが女優のカナコでした。
互いのことをほとんど知らないままマッチングした2人は、リアルな“偽装夫婦”を演じるために密談を実施。ぎこちない様子で相手のことを探り合うも、極度の緊張や照れ臭さも相まってトイレに立ったり、お酒を一気飲みしたり・・・。
やがて密談は本題に入り、“夫婦”としての“ウソ設定”をディスカッション。夫婦の現在について「もっとロマンチックな設定のほうが良くないですか?」とカナコが提案すると、「地味なほうが信じやすくない?」とマサ。さらに偽物の“妻(偽名:スミレ)”の生い立ちについて「大学で歴史を学び歴史家になるのが夢だった」などとありもしないウソエピソードを膨らませていくことに。
そんななか、マサが「仕事大変そうだね。毎回違う相手を演じなきゃいけないなんて。難しそう」とカナコを労うと、「どれが本当の自分だか分からなくなっていくのって楽しいですよ」とやや寂しげな表情をみせるカナコ。偽装夫婦を成立させるためのウソにまみれた密談のはずが、相手の素顔に迫ろうとする絶妙な2人の距離感を捉えたシーンとなっています。
偽装夫婦がウソにウソを重ねた末に・・・
恋愛に奥手で独身の売れない漫画原作家マサ(川口高志)は、危篤の父を元気づけようと、レンタルファミリーで偽装妻を雇います。一方、マサに「妻」として雇われた女優カナコ(森川由樹)は、さまざまな偽りのキャラクターを演じる日々を過ごしつつ、歌手になる夢を抱えながら理想と現実のはざまで思い悩んでいました。
こうして「ニセの夫婦」としてマッチングした2人は、マサの父の見舞いに向かうも、ひょんなことから「妊娠」という嘘まで重ねることに。マサの父や親族の前では、“もうすぐ子供が生まれる夫婦”としてその場限りの振る舞いを見せる2人でしたが、思いがけずマサの父の容態が回復し、2人の偽りの関係にほころびが生じ始め・・・。
『夢見びと』は4月13日(土)より池袋シネマ・ロサほかで公開。
[作品情報]
『夢見びと』
監督・脚本:Kenjo
撮影監督:湯越慶太
音楽製作:上新功祐
作曲:稲葉瑠奈
振り付け:平山さゆり
ヘアメイク:原さおり
出演:川口高志、森川由樹、増田再起、羽鳥翔太、晃山拓、柏木風子、加藤誠一、白井光浩、溝渕俊介、平山さゆり、黒澤リカ、大門嵩、久保宏貴、風谷南友、イワモト・アリス
2021年/日本/ビスタサイズ/102 分/カラー/日本語/ステレオ/配給:モクカ
©シロクマ・フィルムズ
公式サイト:https://www.shirokumafilms.com/
公式X:@yumemibito2024
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