塚本晋也監督が撮るミニシアター「街の小さな映画館」第13回は「宮崎キネマ館」

「街の小さな映画館」第13回は宮崎キネマ館

塚本晋也監督がミニシアターを撮る「街の小さな映画館」第13回に宮崎キネマ館が選ばれ、動画がYouTubeチャンネルにて公開されました。

今回取り上げた宮崎キネマ館は、特定非営利活動法人(NPO法人)が運営する映画館として日本で最初に誕生した映画館です。前身として宮崎映画祭が1995年より開催されていた中で2001年に開館。コロナ禍真っ只中の2021年に現在の場所に移転リニューアルオープンし2スクリーン増の4スクリーン体制となりました。

 

公開された動画では、新築でありながら宮崎県産杉を使用した木造建築の館内、ロビーに展示されたフィルム映写機、100席から16席まで大小さまざまな特色を持つシアターなどを辿っています。

 

インタビューでは宮崎文化本舗代表の石田達也、宮崎キネマ館支配人の喜田惇郎、宮崎映画祭実行委員長の臼井省司がこれまでの歩み、劇場の特徴や、配信時代における映画館の取り組みなどを語っています。

 

塚本監督は次のようにコメントしています。

 

「生まれ変わった宮崎キネマ館。ミニシアターの存続が厳しく問われている時代に、巨大な建物でしかも木造!

館内に入ると新しい木の香りが漂います。大きな映画から、小さな映画、その多様性に合わせて、シアターも4種類。

一番小さなシアターは、どんなに小さな映画でも拾い上げてくださる心意気が伝わります。

ぜひ、驚きの映画館をご覧ください」

「街の小さな映画館」とは?

「街の小さな映画館」は、2015年『野火』初公開時に全国劇場行脚を行い個性あふれるミニシアターの魅力に触れた塚本監督が、お世話になっている映画館を1館ずつ訪れ、ミニシアターの魅力を伝える動画を撮影する企画。

 

コロナ禍をきっかけに「未曾有の事態の中格闘していらっしゃるミニシアターにエールを送らせていただきたい」との思いから始まりました。劇場とのアポ取りから撮影・編集・YouTube へのアップまで塚本監督自身が単独で行い、ロゴとイラストも描きおろしています。

 

[施設概要]

宮崎キネマ館

宮崎市高千穂通 1 丁目 178 カリーノ TRUNK

TEL:0985-28-1162

http://www.bunkahonpo.or.jp/cinema/

座席数:キネマ 1・100 席/キネマ 2・38 席/キネマ 3・20 席/キネマ 4・16 席(全席ソファ)