2020年『パラサイト 半地下の家族』をはじめ世界の注目を浴びる韓国映画。そのジャンルも、サスペンスやアクション、コメディから泣ける感動作まで様々で、さすがエンタメ大国と思わせる作品ばかりです。そこで今回は、この冬公開の韓国映画のおすすめ4選を紹介します。
『梟ーフクロウー』 2月9日(金)公開
盲目の天才鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)は、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱 えながら宮廷で働いています。しかしある夜、王(ユ・ヘジン)の子の死を‟目撃“し、恐ろしくも悍ましい真実に直面。見えない男は、常闇に何を見たのか?追われる身となった彼は、 制御不能な狂気が迫るなか、昼夜に隠された謎を暴くために闇を駆けて・・・。
絶望までのタイム リミットは、朝日が昇るまで。韓国国内映画賞で25 冠と最多受賞を記録した、史実に残された最大の謎に迫る全感覚麻痺サスペンス・スリラーです。
『コンクリート・ユートピア』 公開中
世界を未曾有の大災害が襲い、韓国の首都ソウルも一瞬にして廃墟に。唯一崩落しなかったファングンアパートには生存者が押し寄せ、不法侵入や殺傷、放火が続発します。危機感を抱いた住民たちは主導者を立て、居住者以外を追放して住民のためのルールを作り“ユートピア”を築くことにします。
住民代表となったのは902号室に住む職業不明の冴えない男ヨンタクで、彼は権力者として君臨するうちに次第に狂気をあらわにしていきます。そんなヨンタクに傾倒していくミンソンと、不信感を抱く妻ミョンファ。やがてヨンタクの支配が頂点に達した時、思いもよらぬ争いが幕を開けます。
『マイ・ハート・パピー』 公開中
弟のように可愛がる愛犬“ルーニー”のために定時退社に真面目なミンス(ユ・ヨンソク)は、ある日突然ルーニーと一緒に暮らせなくなってしまいます。一方、野心的にオープンしたカフェがつぶれ、金欠に苦しむジングク(チャ・テヒョン)は、従兄弟であるミンスの切迫したSOSに悩んだ末、ルーニーの里親探しの面接を提案します。
人生崖っぷちの2人は完璧な里親を探す旅の先々で、行き先のない子犬たちと運命的な出会いをすることで、2人の人生が大きく変わっていきます。
『犯罪都市 NO WAY OUT』 2月23日(金)公開
ベトナムでの凶悪犯一斉検挙から7年後。マフィアも恐れる“怪物刑事”マ・ソクト(マ・ドンソク)は、ソウル広域捜査隊に異動し、ある転落死事件を捜査していました。捜査を進めるうち事件の背後に新種の合成麻薬と、日本のヤクザが関わっているという情報を掴みます。一方、麻薬を盗んだ組織員たちを処理するため、極悪非道な“ヤクザの解決屋”リキ(青木崇高)が、一条親分(國村隼)の指示のもと密かにソウルへ。そこに、消えた麻薬の奪取を目論む“汚職刑事”チュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)も加わり、事件は三つ巴の激戦に突入します。2人の最強の敵を前に、マ・ソクトは最大のピンチをどう乗り切るでしょうか?
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