アキ・カウリスマキ『枯れ葉』12月15日公開
2017年に引退宣言をしたアキ・カウリスマキ監督最新作『枯れ葉』が、12月15日(金)よりユーロスペースほかで全国公開。このたび、主人公の一人がある決心をするシーンで登場する姉妹シンセ・ポップ・デュオ「マウステテュトット」から撮りおろしのコメント映像と本編より演奏シーンの映像が公開されました。
公開された本編映像は、アンサへの想いからホラッパがある決心をするカラオケバーでの一幕。
「この世で寿命が尽きたら地中深くに埋めて欲しい」という歌詞を聞き、表情を変えるホラッパの姿が捉えられています。この映像からも、可笑しみと切実さに満ちた最高のラブストーリーが感じられ、貧しい市民の悲喜劇を厳しくもユーモアに描くカウリスマキらしさが伝わってきます。
劇中で演奏をしているのは、「マウステテュトット」。ヘルシンキ在住のアンナ・カルヤライネン(ギター)とカイサ・カルヤライネン(キーボード)姉妹からなるポップ・デュオで、バンド名はフィンランド語で「スパイス・ガールズ」の意味です。アキ・カウリスマキ監督も彼女たちの音楽の大ファンと公言しています。
ふたりのささやかな幸せは、運命、現実に翻弄
作品の舞台は、北欧の街ヘルシンキ。アンサは理不尽な理由から仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いています。ある夜、ふたりはカラオケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれ合います。だが不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざけます。果たしてふたりは無事に再会を果たし想いを通じ合わせることができるのでしょうか...?
『枯れ葉』は12月15日(金)よりユーロスペースほかで全国公開。
[作品情報]
『枯れ葉』
原題『KUOLLEET LEHDET』/英語題『FALLEN LEAVES』
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
撮影:ティモ・サルミネン
出演:アルマ・ポウスティ(『TOVE/トーベ』)、ユッシ・ヴァタネン(『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』)、ヤンネ・フーティアイネン、ヌップ・コイヴ
2023年/フィンランド・ドイツ/81 分/1.85:1/ドルビー・デジタル 5.1ch/DCP/フィンランド語
配給:ユーロスペース
提供:ユーロスペース、キングレコード
公式サイト:kareha-movie.com 公式SNSX:eurospace_d Instagram:@eurospace_distribution
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