カッシーナ青山本店リニューアル。ウルキオラ「色でパワーを与えた」

カッシーナ・イクスシーは、2023年秋冬新作発表に合わせて、青山本店を大幅にリニューアルオープンしました。(取材・写真:遠藤)

東京・外苑前にある青山本店は1階から3階までのフロアがありますが、このたびのリニューアルで1階と2階に「カッシーナ」ブランドの製品を集め、マンションルームのいくつかのシーンをイメージした設えに変更しました。もっとも、「チェコッティ・コレツィオーニ」など他の人気ブランドも3階に移設したうえで、引き続き展示されています。

10月26日にはプレス向け内覧会が行われ、ぎりぎりまで忙しなく走り回っているパトリシア・ウルキオラの姿が。日本のスタッフが予め受けていた指示通りインストールしていたものの、前日に到着するや配置換えや微調整が行われたといい、ウルキオラの情熱がうかがえます。

 

カッシーナらしいニュートラルカラーを基調にしながら、アイキャッチとして色を差し込むことで「空間にパワーを与えた」のだそう。

新作と青山本店限定展示も

新作は、SENGUソファの進化バージョン「SENGU BOLD(セングウ・ボールド)」、 60年代の雰囲気をまとうシステムソファ「ESOSOFT (エゾソフト)」、日本の羽織から着想した キャビネット「HAYAMA(ハヤマ)」のほか、カッシーナ独自の照明コレクションが披露されました。

二階中央に「SENGU BOLD」が鎮座。奥には「HAYAMA」も。ウルキオラ曰くイエローの「UTRECHIT」がコーディネートのポイント
二階中央に「SENGU BOLD」が鎮座。奥には「HAYAMA」も。ウルキオラ曰くイエローの「UTRECHIT」がコーディネートのポイント

限定アイテムとして、50周年を記念した赤いレザーの「MARALUNGA 50(マラルンガ・フィフティ)」、シャルロット・ぺリアンによるデイベッド「TOKYO DORMEUSE(トウキョウ・ドルムーズ)」を展示しています。

ペリアンの「TOKYO DORMEUSE(トウキョウ・ドルムー ズ、1940)」。世界50台限定で、日本割り当ては3台
ペリアンの「TOKYO DORMEUSE(トウキョウ・ドルムー ズ、1940)」。世界50台限定で、日本割り当ては3台

このほか、2階で目を惹くのは、アントニオ・チッテリオが初めてカッシーナのためにデザインしたソファ「ESOSOFT(エゾソフト)」。アルミニウムのフレームが有機曲線のシートを支え快適なクッションを配置するという1960年代のカジュアルな快適さを彷彿させる形状です。生物由来のポリオールを含むポリウレタンフォームや、リサイクルPET綿など、SDGsに配慮しているのもトレンド。

クッションを金具で固定する大胆なソファ「SORIANA」。若者に人気
クッションを金具で固定する大胆なソファ「SORIANA」。若者に人気

カッシーナ・イクスシーのスタッフ総出でコーディネートした、いずれも見応えのある展示。スタッフの皆さんも親切丁寧なので、どうか臆せず訪れてみて。

 

 

[店舗詳細]

カッシーナ・イクスシー青山本店 

東京都港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル1,2,3F TEL:03-5474-9001 FAX:03-5474-9002

営業時間:11:00~18:00 水曜休

オープニングセレモニーでは246歩道に行列が
オープニングセレモニーでは246歩道に行列が