北欧インテリア好き必見のショールーム
北欧デンマークの「&Tradition(アンドトラディション)」は、2010年に設立されたデザインブランド。その名の通り、色あせない伝統的なクラシックデザインを単に復刻するだけでなく、それにプラスする形で新たな感性で生み出されたモダンデザインを融合させているのが特徴です。
従来もオンライン上では照明器具などの販売は行っていましたが、このたびブランドの日本初となるショールームを東京・青山にオープンしました。運営は日本正規代理店の林物産株式会社(本社・愛知県名古屋市中区)。
ヴィンテージ復刻だけじゃない。世代を超えたラインナップが魅力
「&Tradition」は、1930年代から現代までにデザインされたArne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)や、Verner Panton(ヴァーナー・パントン)などが発表した家具や照明の復刻に加え、世界的に高い評価を得ているJaime Hayon(ハイメ・アジョン)、Space Copenhagen(スペース・コペンハーゲン)など現在最前線で活躍するクリエイターのデザインアイテムまで、年代を超えたラインナップを揃えている点で他のブランドとは一線を画しています。
「&Tradition」は、優れたデザインへの情熱的なアプローチと快適で美しい世界の創造──歴史的なアイコンを保存しながら、未来のクラシックを創造し、人と場所 をつなぐ不朽のデザインクォリティを備えたコレクションを揃えます。
CEOのMarie Honda(マリー・ホンダ)も、「日本で&Traditionの製品をご覧いただけるショールームができることは、非常にエキサイティングで、東京でこのような存在感を示すことができ、嬉しく、光栄に思います。デザイン、色、質感、クラシックとコンテンポラリーの競演を、ぜひご覧ください」とコメント。
そのショールームは鏡張りで、復刻されたスカンジナビアデザインのアイコンから、現代を生きる世界的なデザイナーの作品まで、まさに時空を超えた世界観を演出。本国&Traditionのデザインチームによっていくつものリビングシーンが形成され、それぞれに家具、ランプを中心としたコーディネートが施されています。
フラワーポットエキシビジョン
1960年代のデンマークを代表するパントンの「フラワーポット」は、現在7モデル14種類のカラーや仕上げからなるシリーズで展開しています。防水仕様ではないものの、軽量でリチウムイオン電池を内蔵、USBで充電するイマドキ仕様のポータブルタイプ「VP9」も。
2023年、パントンファミリー協力のもと新たに5色のトレンドカラーがコレクションに加わりました。コバルトブルー、スイムブルー、バーミリオンレッド、タンギーピンク、ダークプラムの5色です。
&Tradition クラシックコレクション
このショールームには、フラワーポットだけでなく、ミッドセンチュリーから現代までのデザイン家具、照明が揃います。
ヤコブセンとFlemming Lassen(フレミング・ラッセン)がコペンハーゲン郊外のスラレド市庁舎のためにデザインした「Mayor(メイヤー)」ソファといった、かつてはオークションを通してほんの一握りの人しか入手できなかったレアアイテムをオリジナルスケッチ通りに復刻し、製品化したものも並んでいます。
ダイニングシーンには、Hvidt&Malgaard(ビッド&ミュルゴー)デザインによるDrop Leaf(ドロップ・リーフ、1956年)ダイニングテーブル。脚部を移動すれば半円に折りたたみして壁付けできるなど機能性にも優れます
店内は、ちょっとした北欧家具展示会。渋谷と表参道のどちらからもアクセスできるショールームへぜひお運びを。
[ショールーム]
&Tradition by Hayashi Bussan corporation
住所: 東京都渋谷区渋谷2-1-13 1F
TEL: 03-5778-3282
営業時間: 11.00~18.00
定休日: 水曜日(夏季/年末年始休暇あり)
Instagram: @andtradition_japan