主演女優賞などアカデミー賞主要6部門ノミネート『TAR/ター』
ヴェネチア国際映画祭でのケイト・ブランシェットの主演女優賞を皮切りに、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)、アカデミー賞でも主要6部門にノミネート中の映画『TAR/ター』が、5月12日に公開。このたび、本予告映像およびポスタービジュアルが公開されました。
本予告映像は、圧倒的な天才指揮者であると同時に絶対的な権力者としてオーケストラを支配する・ターの孤高・ストイック・傲慢・繊細な姿を捉えます。
「完璧な演奏をしたいなら私に従いなさい」
揺るぎない自信と威圧感をもってタクトを振るうター。しかし「現代の音 楽界はターが牽引しているのです」とまで評されていた彼女の周囲に、少しずつ不穏な空気が流れ始めます。
「作曲の調子は?」「良くないわ」「嫌な音が聞こえるの」
その空気感に同調していくように起こる、メトロノームとピアノの不協和音、そして“良くないメール”。
「不安なのあなたは高みを求めすぎる」
恋人のシャロンからの心配を軽くあしらっていたターでしたが、やがて彼女自身も気づかぬうちに周囲、そして自分も軋んでいきます。
「ケイト・ブランシェット史上最高傑作](EMPIRE)、「不協和音の刺客」(The Guaardian)、「極上の毒に痺れる」 (Chicago Sun-Times)といった数々の映画評が評するように、圧倒的な天才指揮者としてオーケストラを鼓舞するように指揮、“映画史をとどろかす怪演”で強烈な印象を放つケイト・ブランシェットの姿は必見!
併せて公開されたポスタービジュアルは、陶酔するように指揮をするターの姿を切り取ったもの。見上げるように映し出されたその姿は、漆黒の背景に浮かび上がる「旋律 栄光 絶望 狂気」の文字を体現するが如く、尊大で孤独な彼女をより際立たせるビジュアルとなっています。
初の女性首席指揮者の末路
本作品は、ドイツのベルリン・フィルで女性としてはじめて首席指揮者に任命された指揮者リディア・ター(ケイト・ブランシェット)を巡る物語。
天才的能力と類い希なるプロデュース力で、自身を1つのブランドとして作り上げてきました。しかし、のしかかる重圧、過剰な自尊心、仕掛けられた陰謀によって、彼女の心の闇は少しずつ広がっていき──。
『TAR/ター』は、5月12日にTOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー公開。
[作品情報]
『TAR/ター』
原題:『TÁR』
アメリカ映画/2022年
監督・脚本:トッド・フィールド『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』
出演:ケイト・ブランシェット『ブルー・ジャスミン』、マーク・ストロング『キングスマン』、ジュリアン・グローヴァ―『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』 音楽:ヒドゥル・グドナドッティル 『ジョーカー』(アカデミー賞作曲賞受賞)
配給:ギャガ
© 2022 FOCUS FEATURES LLC.
#TAR #ター