マイケル・キートンの役作りに本人驚愕「私そっくりで目を見張ったよ!」『ワース 命の値段』

『ワース 命の値段』2/23公開

マイケル・キートン主演で9.11テロ犠牲者の命に値段をつけた弁護士たちの実話を映画化した『ワース 命の値段』が、2月23日(木・祝)にTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。このたび、本人そっくり比較写真が公開されました。

 

 

 

キートンが演じるのは、9.11同時多発テロ後、約7000人もの被害者と遺族に補償金を分配するプロジェクトに任命された実在の弁護士、ケン・ファインバーグです。

 

彼は、『バーニング・オーシャン』で題材となったメキシコ湾BP原油流出事故、『パトリオット・デイ』で描かれたボストン・マラソン爆破事件など、数々の大規模事件の補償に携わっています。

 

9.11でも被害者補償プログラムを引き受けるも、ファインバーグの作った“命に値段をつける”計算式は厳しいと批判に晒され、想像を超えた困難 に直面します。

 

本作ではそのリアリティに注目が集まっていますが、驚くのは、キートン率いるアカデミー賞ノミニー俳優陣の見た目が実在の弁護士チームそっくりであること。内面の再現も並々ならぬこだわりで作り上げられたそう。

© 2020 WILW Holdings LLC. All Rights Reserved.
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キートンとファインバーグが並ぶ写真は、シルエットから佇まいまで「完全に一致」と言いたくなる再現具合。キートンはファインバーグ弁護士と何度もコミュニケーシ ョンを重ねて信頼関係を築き、複雑な心情を理解するように役作り。

 

ファインバーグ本人も「ボストン訛り、歩き方や動き方の特徴まで掴んでくれていた。学生に計算式について教えているシーンがあるけど、あまりに私そっくりで目を見張ったよ!『バットマン』のマイケル・キートンが...!?と最初は驚いたけど、僕の仕事に興味を持って知りたいと聞いてきてくれたことが嬉しかったし、彼の素晴らしい演技を見て心動かされた。今では仲の良い友人でもあり本当に感謝している」と語っています。

 

一方、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエイミー・ライアンが演じるのは、ファインバーグの経営パートナーであるカミール・バイロス。被害者遺族の声に耳を傾けるにつれ法律とモラルの間で葛藤することとなる様子をリアルに演じています。

 

トレードマークであるブロンドヘアーをダークに染めたライアン。彼女も役作りのため、ファインバーグとバイロスに会い、脚本の外にある当時の感情を掘り下げるためにやりとりを重ねたそう。

© 2020 WILW Holdings LLC. All Rights Reserved.
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バイロスは「彼女の演技には大満足だった!このテーマにふさわしいある種の威厳や静けさのようなものを与えている。撮影が進むにつれ、役の中で彼女自身にも良い変化が訪れていたように感じた」と語っています。

 

なお、2月11日(土)、日本テレビ系列『世界一受けたい授業』で、ケン・ファインバーグ弁護士の特別授業のOAも決定。「アメリカ同時多発テロの実話映画に学ぶ!“命の値段”」をテーマに、9.11テロの裏側で起きていた知られざる実話について、当時の様子や心境を語ります。こちらも要チェックです!

血も涙もなかった弁護士が、徐々に遺族に耳を傾ける…

本作品は、アメリカを襲った未曾有の大惨事9.11テロの発生直後、約7000人ものテロ被害者と遺族に補償金を分配する国家的事業に携わった弁護士たちを描く物語。

このプログラムを束ねる弁護士ケン・ファインバーグ(マイケル・キートン)は、前代未聞の難題に直面します。年齢も職種もバラバラの被害者たちの“値段”をどうやって算出するか?彼らの“命”を差別化することは、道義的に許されるのか...?

 

調停のプロを自認するファインバーグは、独自の計算式に則って個々人の補償金額を算出する方針を打ち出すも、さまざまな事情を抱える被害者遺族の喪失感や悲しみに接するうちに、いくつもの矛盾にぶち当たります。約7000人の対象者のうち80%の賛同を得ることを目標とするチームの作業は停滞する一方、プログラム反対派の活動は勢いづいていきます。期限が刻一刻と迫るなか、苦境に立たされたファインバーグが下した大きな決断とは......?

 

全米の道徳観を揺さぶったこの知られざる実話は、被害者遺族それぞれの苦悩と向き合い厳しい批判に晒されながら使命に立ち向かった、弁護士たちの驚くべき2年間の軌跡です。

 

アカデミー賞作品賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』『それでも夜は明ける』の製作陣が手掛け、『バットマン』のマイケル・キートンが主演とプロデューサーに名乗りを上げた本作。実在のモデルで、原案となった回想録「What is Life Worth?」の著者である弁護士のファインバーグと意気投合したキートンは、計算機のようだったファインバーグが遺族の声に耳を傾けて変わっていく姿を真摯に演じきっています。

 

監督は、2018年サンダンス映画祭監督賞受賞作『キンダーガーテン・ティーチャー』(未)で注目された女性監督サラ・コランジェロ。脚本は、2008年に書き上げた本作で高い評価を受け、『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』といった大作に抜擢されたマックス・ボレンスタイン。

 

そんな若い才能のもとに、アカデミー賞ノミニー俳優のスタンリー・ トゥッチ(『ラブリーボーン』)、エイミー・ライアン(『ゴーン・ベイビー・ゴーン』)らベテラン実力派キャストも集結、アメリカの知られざる真実の物語を描きます。

 

2020年サンダンス映画祭でお披露目されるや「尋常じゃなく感動的!─New York Times」と絶賛を浴び、バラク・オバマ元大統領夫妻の製作会社ハイヤー・グラウンド・プロダクションズがいち早く配給権を獲得したことも話題に。世界を大きく変えた9.11という歴史的事件を題材にした社会派エンターテインメントドラマが完成しました。

[作品情報]

監督:サラ・コランジェロ 

脚本:マックス・ボレンスタイン 

出演:マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン

2019年/アメリカ/英語/118 分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:WORTH /日本語字幕:髙内朝子 

© 2020 WILW Holdings LLC. All Rights Reserved. 

提供:ギャガ、ロングライド 

配給:ロングライド 

公式サイト:longride.jp/worth/