圧倒的カリスマがみせる狂気!ケイト・ブランシェット『TAR/ター』名シーン

アカデミー賞主要6部門ノミネート『TAR/ター』シーン写真

ヴェネチア国際映画祭でのケイト・ブランシェットの主演女優賞を皮切りに、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)、アカデミー賞でも主要6部門にノミネート中の映画『TAR/ター』が、5月12日に公開されます。このたび、新にシーン写真9点が公開されました。

公開されたシーン写真は9点。

 

ベルリン・フィルの首席指揮者としてタクトを振るい、同時にオーケストラのメンバーを叱咤、ターの心の支えでもあるヴァイオリン奏者のシャロン(ニーナ・ホス)と過ごす様子や、自宅で指揮の構成にふけるターなど、いずれも“現代音楽界を牽引する圧倒的カリスマとして君臨するター”の日常と、そんな彼女を取り巻く様々な思惑を抱えたキャラクターたちを切り取ったものとなっています。

 

トッド・フィールド監督は本作の発想について次のように語っています。

 

「子供の頃に何が何でも自分の夢を叶えると誓うが、夢が叶った途端、悪夢に転じるというキャラクターについてずっと考えていた。リディア・ターは芸術に人生を捧げた結果、自分の弱みや嗜好をさらけ出すような体制を築き上げてしまったことに気づく。彼女はまるで全く自覚がないかのように、周囲に自分のルールを強要する。しかし、作家のジャネット・マルカムが言うように、『自覚していたとしても、非道は許されない』のだ」

 

音楽は『ジョーカー』でアカデミ ー賞作曲賞を受賞した気鋭のチェリストであり、作曲家のヒドゥル・グドナドッティルが担当、全編を美しいスコアで彩ります。

初の女性首席指揮者の末路

本作品は、ドイツの有名オーケストラで女性としてはじめて首席指揮者に任命された指揮者リディア・ター(ケイト・ブランシェット)を巡る物語。

 

天才的能力と類い希なるプロデュース力で、自身を1つのブランドとして作り上げてきました。しかし、のしかかる重圧、過剰な自尊心、仕掛けられた陰謀によって、彼女の心の闇は少しずつ広がっていき──。

 

『TAR/ター』は、5月12日にTOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー公開。

[作品情報]

『TAR/ター』

原題:『TÁR』

アメリカ映画/2022年

監督・脚本:トッド・フィールド『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』 

出演:ケイト・ブランシェット『ブルー・ジャスミン』、マーク・ストロング『キングスマン』、ジュリアン・グローヴァ―『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』 音楽:ヒドゥル・グドナドッティル 『ジョーカー』(アカデミー賞作曲賞受賞) 

配給:ギャガ 

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