フィル・ティペットの監督作『マッドゴッド』にアレックス・コックスが出演
「特殊効果の神」と呼ばれ、『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』など名作を生み出したフィル・ティペットの監督作『マッドゴッド』が、2022年12月2日(金)より全国順次公開。このたび、本作で人類最後の男・ラストマンを演じるのが、世界一パンクな監督であり俳優であるアレックス・コックスであることが明らかになりました。
©2021 Tippett Studio
コックスは、1954年12月15日、イギリス、リバプール生まれ。オックスフォード大学で法律を学び、その後カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で映画を学びました。
UCLAでは実験的なコメディ『Sleep is Sissies』(80)の脚本を書き、ジャック・ニコルソン映画脚本賞を受賞。1984年『レポマン』で長編監督デビューを果たし、アメリカでカルト的人気を獲得します。
その他の代表作に『シド・アンド・ナンシー』(86)、『ストレート・トゥ・ヘル』(87)、『ウォーカー』(87)など。
ティペットとコックスは、『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』を手がけた映画プロデューサーのジョン・デイヴィソン共々長年の友人で、何か一緒にやろうと話していたそう。
実は、『マーズ・アタック!』(96)はその計画を実現すべくコックスが脚本を書いたもののスタジオに採用されず、最終的にはティム・バートン監督が手掛けることになったのだとか。本作はティペットの個人的なプロジェクトということで、俳優としてコックスに実写パートを演じてもらうことになり、念願のコラボレーションが叶ったというわけです。
地獄の向こうには何があるのか──グロいディストピア映像85分!
人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する──。
「天国よりも地獄に惹かれる」と語る天才ティペットの潜在意識から溢れ出したのは、かつて誰も見たことのない暗黒世界。孤高のアサシンが荒廃した地底に潜り、拷問された魂、老朽化した地下壕、うごめく不気味なクリーチャーたちのあいだを巡るグロテスクなその質感の全てに生命力と共感が宿ります。
『マッドゴッド』は、2022年12月2日(金)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
(資料提供:ロングライド)
[作品情報]
原題:MAD GOD
監督:フィル・ティペット
出演:アレックス・コックス
2021 年/アメリカ/84 分/1.78:1/カラー/5.1ch
日本語字幕:高橋彩/PG12
提供:キングレコード、ロングライド
配給:ロングライド
公式サイト:https://longride.jp/mad-god/
©2021 Tippett Studio