葬式で賭け麻雀!『シスター 夏のわかれみち道』本編映像

中国全土を巻き込む社会現象となった映画『シスター 夏のわかれ道』が2022年11月25日(金)に日本公開。このたび、両親の葬式の場で弟たちがまさかの麻雀をする本編映像が公開されました。

麻雀好きが多いと言われる中国四川省では、公園にはずらりと麻雀用のテーブルが並び、多くの人が興じています。

 

一部の地域では、お葬式に麻雀を行う驚きの風習があるそうで、麻雀の牌を混ぜる「洗牌(シーパイ)」で派手な音を立てることが死者にとって縁起の良い、魔除けになる、通夜の眠気覚ましになる、遺体をネズミが齧らないようにわざと音を立てるといった理由が諸説とともに肯定されています。

 

そんな、通常運転のお葬式で、「上がり。お金は?」「彼が払う」とまさかの賭け麻雀で、揉め出す親戚たちの姿が描かれています。

 

合わせて公開された場面写真には、「望まれなかった娘」として早くから親元を離れて自立してきた姉アン・ランが、失意の中で両親の葬式に参列する様子、遺影を前に号泣し机に伏せる場面、姉を頼り膝の上で安心して眠る弟ともの思いにふけるアン・ランなど印象深いシーンが並びます。

© 2021 Shanghai Lian Ray Pictures Co.,Ltd. All Rights Reserved

自分の人生をとるのか、姉として生きるのか…。アン・ランの葛藤が痛いほど伝わってきます。

一人っ子政策に翻弄される姉と弟の物語

本作は、中国一人っ子政策のもと望まれなかった娘としてひとり看護師として働くアン・ランをめぐる物語。

 

ランは医者になるために北京の大学院進学を目指していた。ある日、疎遠だった両親を交通事故で失い、見知らぬ6歳の弟・ズーハンが突然現れます。早くから親元を離れて自立してきたラン。一方で待望の長男として愛情を受け育ってきたズーハン。姉であることを理由に親戚から養育を押し付けられるが、ランは弟を養子に出すと宣言する。しかし養子先が見つかるまで仕方なく面倒をみることになり、両親の死すら理解できずワガママばかりの弟に振り回される毎日。やがて、幼い弟を思いやる気持ちが少しずつ芽生え、ランの固い決意が揺らぎ始めます...。

 

自分の人生か、姉として生きるか。葛藤しながらも踏み出した未来への一歩とは?

 

『シスター 夏のわかれ道』は、2022年11月25日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開。

[作品情報]

『シスター 夏のわかれ道』

原題:我的姐姐 英題:Sister

監督:イン・ルオシン 脚本:ヨウ・シャオイン 出演:チャン・ツィフォン、シャオ・ヤン、ジュー・ユエンユエン、ダレン・キム

2021年/中国語/127 分/スコープ/カラー/5.1ch

日本語字幕:島根磯美 

配給:松竹 

宣伝:ロングライド

 

(資料提供:ロングライド)

 

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