徹底分析!エプソンの最新4Kレーザー超短焦点プロジェクター
リビングに大型テレビを置きたくない、でも大画面を楽しみたい人に朗報!部屋を暗くしなくても結構楽しめちゃうプロジェクターの新製品「EH-LS800」(W=ホワイト、B=ブラック)が2022年10月6日(木)に発売。このたび実機をお預かりして使い倒してみました。
明るいレーザー超短焦点プロジェクター
超短焦点プロジェクターEH-LS800のポイントを挙げると下記の通りです。
・壁から10センチ未満で100インチ!
・4K相当の表示を実現
・超高輝度4000ルーメン!
・ランプ交換不要のレーザー光源
その他製品の詳細についてはコチラのニュース記事をご覧下さい
そして実際に使ってみて凄いと気づいたのが、下記の点です。
・かなり明るい!テレビのように普段使い
・スマホを使ったスクリーン補正が強力
・ソツがない生成りの絵
・動作音が静か
これは買うしかない!と思いました。
以下はそのレビュー詳細です。
到着したブツは、それなりの存在感
以前リビングでエプソンのEH-TW8100を使っていたことがある筆者。静音性を図るために大きめに作られた白い筐体も、意外と軽かった印象がありました。
今回配達されたEH-LS800も結構大きいなと思ったら、4K相当&レーザーかつヤマハのサウンドシステム内蔵ということもありさすがにそれなりの存在感!(幅約70×奥行34cm、重さ約12.3KG、写真下)。ここ数年専用室で使っているLGの4Kレーザー超短焦点プロジェクターHU-85LS(19年発売、幅約68×奥行35cm、質量12.2kg、写真上)とほぼ同等ですが、角が丸いからか少しコンパクトに見えますね。
まず肝心の設置性ですが、従来のエプソンの4K相当超短焦点プロジェクターEH-LS500は明るく画質も良好だったものの、壁から離す距離が100インチ投写に38.7cm、120インチに51.7cmを要し“超”短焦点とはいいにくいものでした。
ところがEH-LS800は、100インチで9.5cm、80インチなら2.5cm。70インチならスクリーンの下に本体がめり込む(それでもフォーカスは合います)“超”短焦点。LGのHU85LS(100インチで9.8cm)をむしろ上回っています。
日中の明るい環境=2階ベランダから光が燦々と当たるリビングでは?
まずは2階の燦々と光が差し込むリビングで、通常のマットスクリーンに投写してみました。外光が直接画面に映り込むこのような環境では、たとえテレビでも見づらい環境。この場所は拙宅ではふだん、LGのHD超短焦点プロジェクターHF-85LSを使っていますが、正直諦めていました。
以下の動画は、近所の公園で撮影した映像を、キクチ科学研究所の超短焦点プロジェクター用モバイルスクリーンKUP-80WXFTに映してEH-LS800と比較したものです。
これまでHF-85LS(1500ルーメン)では、晴れた日の午後はほとんど映像が見えませんでしたが、EH-LS800(4000ルーメン)では案外版雲を楽しむことができました。著作権の関係で掲載できませんが、通常のテレビ番組のように明るく平板な映像なら液晶テレビと遜色ないといってよいですし、むしろ映像自体が大きいので、何が映っているかは判別しやすいのです。
続いて、同じリビングで、夜に照明を点けた状態で視聴した映像も収録しています。こちらは、備え付けのニチベイのロールスクリーン「ソフィ」(シアター用、スマートコード式)に投写しています。
EH-LS800本体には前面に「照度センサー」がついており、視聴環境の照度に合わせて映像の明るさを調節する機能があります(適応レーザーライト出力ON)。この機能を使えば常時明るさが適切に調整されているはずですが、画面サイズやコンテンツ次第では夜にはむしろ映像が明るくて眩しいとおもうことも。そんなときは、ボリュウムを上げ下げするようにリモコンでワンタッチで調整できます。この明るさを変えても、映像のバランスは保たれたままなのもグッドです。
さらに参考に、ドライエリアありの地下の専用室で投影した場合の動画を上げておきます。
スクリーンはキクチ科学研究所の超短焦点プロジェクター用耐外光型SPA-UT120インチと、その前に超短焦点プロジェクター用モバイルスクリーンKUP-80WXFTを立てたものです。
明るくても暗くても立派な映像ですよね!
次は、超短焦点プロジェクター一番の悩みを解消してくれる映像の歪み補正機能について紹介しましょう。
EH-LS800は、fy7dでも取扱中。ぜひお問い合わせを。