2chオーディオラインのModel40、30を踏襲したデザインへ
マランツはAVアンプのラインナップを再構築、CINEMAシリーズとして2022年冬から展開していくと発表しました。9.4chAVサラウンドレシーバー「CINEMA 50」を12月上旬に、7.2chスリムデザインAVサラウンドレシーバー「CINEMA 70s」を12月下旬に発売します。
一見してわかるのは、大ヒットとなっている2chオーディオモデルの40シリーズ、30シリーズで好評のフロントパネル。50も70sも、往年の名器マランツModel9のバイアスメーターとノブを彷彿させる伝統的なマルをあしらったディスプレイを中心に据えながら、フィボナッチ関数を連想させる陰影を描くメッシュのパネルを背後に配置するという、リビングに置きたくなるようなインテリアに配慮したデザインを採用しています。
Diracレディ!CINEMA 50
9ch フルディスクリート・パワーアンプで、11.4ch のプリアウトを装備するとともに、任意のチャンネル動作をオフにできるプリアンプモードも搭載。Dolby Atmos、DTS:X、オーロ3D、IMAX Enhanced、8K/60Hz、4K/120Hz、MPEG-4 AAC対応など、機能的にも最新技術を搭載しています。
さりげなくリリースで触れられている中で最も注目すべきは、2023年の有償ファームアップで「Dirac Live」にアップデートするという点。部屋の環境をマイクで測定、補正する技術ですが、ナスペック扱いのStorm Audioに搭載されておりその実力は折り紙付きで、数年前にオンキヨーパイオニアがライセンス契約を取り付けたものの国内メーカーでは実現していませんでした。明日からの2022東京インターナショナルオーディオショウでデノンが来春発売予定のAVC-A1H試作機をデモする予定で、これにも同じ機能が搭載されると考えられますが、CINEMA50なら20万円台で手に入ります。これだけでも“買い”かも知れません。
価格は286,000円 (税込)、カラーはブラックのみ。
ベストセラー間違いなしの薄型 CINEMA 70s
こちらは薄型で人気を独り占めしたNR1711などの流れを汲む7chリビングコンシャスなモデル。Dolby Atmos、DTS:X、8K/60Hz、4K/120Hz対応など最新スペックに対応しています。
高さ109mm、奥行き384mmのスリムデザインで、ネットワークやブルートゥースオーディオも含めてリビングで家族みんなのために活躍してくれそう。
価格は154,000 円 (税込)、シルバーゴールドとブラックの2色展開。
マランツもデノン同様、東京インターナショナルオーディオショウに出店するのでぜひ足を運びましょう(入場は事前登録制)。
(資料提供:株式会社 ディーアンドエムホールディングス 国内営業本部)